神戸女子大学

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実務経験のある教員による授業科目

実務経験のある教員による授業科目単位数

  日本語日本文学科 英語英米文学科 国際教養学科 史学科 教育学科 家政学科 管理栄養士養成課程 社会福祉学科 健康
スポーツ栄養学科
看護学科 心理学科
全学共通
教養科目
10単位
専門
科目
10
単位
16
単位
12
単位
14
単位
10
単位
7
単位
8
単位
8
単位
10
単位
16
単位
12
単位
合計 20
単位
26
単位
22
単位
24
単位
20
単位
17
単位
18
単位
18
単位
20
単位
26
単位
22
単位

実務経験のある教員による授業科目一覧

科目区分 科目名称 単位数 開講
年次、
開講期
授業概要
全学共通教養科目 2 1年生
前期
充実した大学生活を送るために、4年間で何をどのように学ぶのかを考え、行動するきっかけを作るための授業です。キャリアコンサルタントの国家資格を持つ教員が、キャリア理論に基づいた講義を行い、ワークやグループディスカッションの指導を行います。これまでの自分を見つめ直して将来像を描き、そのためにどのように大学生活を過ごせばよいのかを、考え行動できるようになります。
2 1年生
後期
卒業後の進路選択に備えて、「女性の働き方」について学び、考える授業です。キャリアコンサルタントの国家資格を持った教員が、キャリア理論に基づいた講義を行い、ワークやグループディスカッションの指導を行います。女性を取り巻く社会状況全般について学ぶことに加えて、身近な女性へのキャリアインタビューなども行い、自身の将来像をより具体的にイメージできるようになります。
2 2年生
前期
又は
後期
就職活動に備えて、職業選択のための情報収集を行い、ES作成や面接対策にもつながる、論理的で個性的なアウトプットの方法を身に着けます。キャリアコンサルタントの国家資格を持つ教員が、キャリア理論に基づいたワークやグループディスカッションの指導を行い、興味関心のある社会問題を通して自己理解を深められるようになります。
2 1年生
後期
学内外の研究者、メディカル・コメディカル分野の専門の先生方により、それぞれの専門分野における女性の心身の特性に基づく健康のあり方を医学・看護学・栄養学を中心にオムニバス講義を行う。
2 1年生
前期
銀行の在職経験を有した教員より、現代日本が抱える経済的諸問題について、理解を深める。戦後の日本経済は大きな発展を遂げた。戦後数十年の経済発展の間に確立した組織や雇用など企業運営の枠組みは、近年の経済の低成長のなかで変化が顕著となってきている。社会の枠組みの変化やそこから生じる課題などについて考える。
日本語日本文学科
専門科目
2 2年生
前期
日本語教育特講Ⅰは、日本語教員資格取得希望者には必修の科目である。本講義では、前年度に受講済みの日本語学概論の内容を踏まえ、さらに詳しく外国人への日本語教育のための日本語学を取り上げる。次年度からの日本語教授法の授業に備え、外国人にとっての日本語を、その困難点を中心に分野別に整理し、考えることを目標にする。文法の問題も一部取り上げるが、外国人の間違いやすい点を中心に、日本語教員経験のある教員から、実例を通して学ぶ内容になる。
2 3年生
前期
テレビ局などの放送業界やCM企画などの業務経験の豊富な講師の解説で、人が日常を始め 社会の中で経験する様々なテーマを取り上げ、重要な点を整理・考察する。授業の中では、円滑なコミュニケーションを図る手段、多様化するコミュニケーシの現状を解説したうえで、問題点などを考察する。スピーチ、グループディスカッションなどのコミュニケーション実習を始め 実践型の体験演習することで、就活等にも役立つ、コミュニケーション表現能力を養う。
2 2年生
前期
人間が動物と決定的に異なるのは、言語を使用する能力をもつことである。われわれは毎日のように言語を用いて考え、感じ、理解し、表現し、伝えあい、また、時に言語によって心を動かされ、癒されたり、時に騙され、傷つけられたりもする。かくて人生と切り離すことのできない言語であるが、ひるがえって、それがどのようなものであるかということについては、存外知識をもたない。「あ」と「い」は、音としてどう違うのか、言語としての日本語と英語と中国語とはどこが同じでどこが違うのか、「今ごはんを食べています」と「三年前に彼女は結婚しています」は同じ「~ています」でもなぜ意味が違うのか…。この授業では、言語学の入門講座として、こういった具体的なテーマから説き起こし、言語学とはどんな学問か、言語の構造や特性は何か、世界にはどのような言語があるのかといったテーマで、講義を行う。「言語学概論Ⅰ」では、とくに言語学とはどういうことを研究する学問かということを中心に、言語学の歴史、言語研究の方法・視点、世界の諸言語概観、といったテーマを中心に、言語学の基本事項について、日本語教員経験のある教員が要点を整理しつつ解説する。
2 3年生
前期
日本語を学習する外国人の数は世界全体で400万人を超えると言われ、日本語教師養成が一つの課題となっているが、日本人なら、だれでも日本語を教えられるというものでもない。外国人学習者に日本語を教える日本語教師という資格を得るにはどのような体系的知識が求められるのか、この授業は、日本語教師になるための基礎知識を習得することを目的とするものである。「日本語教授法Ⅰ-ⅰ」では、教科書にもとづき、日本語教育の歴史や現状に始まり、具体的指導計画の作成や授業の進め方などについて、日本語教員経験のある教員から具体的に学習する。一方的な講義ではなく、毎回小テストを課したり、口頭発表を求めたりして、受講生の積極的な参加を求める。
2 4年生
後期
日本語教授法Ⅱでは、日本語学概論、言語学概論、日本語教授法Ⅰで学んだ知識と理論を授業の中でどのように生かせるかを、日本語教員経験をもつ教員から具体的に学ぶ。同時に、日本語教育実習への準備としてグループでの発表も行う。教科書は日本語教授法Ⅰで使用した『みんなの日本語初級Ⅰ』を使用し、授業での教室作業をグループで検討して発表後、その内容について討議する。教科書の使用方法、教授法については日本語教授法Ⅰで講義をしているので、前年度までに教授法Ⅰを履修した学生の受講が望ましい。本講義を履修する学生は、日本語実習を併修すること。4回生の模擬実習のみの受講は認めない。また、4回生時に、日本語教員養成講座のすべての単位を取得することも認めない。学習者役として、留学生も模擬実習に参加する。
英語英米文学科
専門科目
2 2年生
前期
これまで行われてきた日本の英語教育のどこが問題なのかということについて理解を深めていく。まず、今までの知識・経験だけで短時間の模擬授業を行い、自分が持っている英語教育観を見つめ直す。その後、4技能(「聞くこと」、「読むこと」、「話すこと」、「書くこと」)のそれぞれの指導の注意点と中学校及び高等学校の学習指導要領における外国語教育の目標・指導内容を確認する。さらに、テキストに沿って伝統的教授法の問題点を講義とディスカッションを通して理解し、それに代わる指導法を学ぶ。これらの学習と授業担当教員による実演の体験後、もう一度模擬授業を計画・実施することにより、目指す授業像を確立する。2回目の模擬授業では、4技能のうち、グループごとに各技能に焦点を当てた言語活動を取り入れることで、授業実践及び授業観察により、これらの指導法について体験的に学習する。授業は、模擬授業と講義の両方を行うが、講義については内容が定着しているか小テストを実施する。中学校及び高等学校で教諭を務めた経験のある教員が、その経験を活かして、特に英語学習が苦手な生徒への教授法を指導する。
2 2年生
後期
近年注目を集めている「フォーカス・オン・フォーム」という学習者の気付きを支援する指導法を学習することに加え、学習指導要領の3つの資質・能力を踏まえた指導について基本的な知識と技能を身に付ける。また、小学校における外国語活動・外国語科の学習内容を踏まえた、中学校・高等学校の授業づくりの方法や英語の授業における異文化理解の在り方、ALTとのティーム・ティーチングの方法についても学習する。さらに、学習到達目標に基づく授業づくりや観点別評価等の評価の在り方を確認し、考査問題の作成等の言語能力の測定と評価についても学ぶ。模擬授業では、主に、前半はICT等の活用や生徒の習熟度に応じた授業づくりを実践し、後半は5つの領域(「聞くこと」、「読むこと」、「話すこと[やり取り]」、「話すこと[発表]」及び「書くこと」)の指導及び領域を統合した指導に焦点を当てた言語活動を取り入れることで、これらの指導法について体験的に学習する。授業は、模擬授業と講義の両方を行うが、講義については内容が定着しているか小テストを実施する。中学校及び高等学校で教諭を務めた経験のある教員が、その経験を活かして、特に英語学習が苦手な生徒への教授法を指導する。
2 3年生
前期
まず、学習指導要領に基づく5つの領域(「聞くこと」、「読むこと」、「話すこと[やり取り]」、「話すこと[発表]」及び「書くこと」)の指導について英語科指導法Ⅰ・Ⅱで学んだ内容を再度確認し、複数の領域を統合した言語活動について理解を深める。次に、生徒の間違った英文産出を減らすことができる、齋藤 (2011)で提案されたIntake Readingという指導法を学び、加えて、英語の教科用図書(教科書)の活用方法について学習する。また、英語の音声、文字、語彙・表現の指導についても授業映像の視聴等を通して実践方法を学ぶ。さらに、プレゼンテーションソフトウェアや音声編集ソフトウェア等のICTを活用した視聴覚教材の導入を体験し、英語でのインタラクション、ALTとのティーム・ティーチングの方法についてもさらなる知識と技能を身に付ける。模擬授業では、これまで学習した指導法を踏まえた5つの領域の指導及び複数の領域を統合した言語活動(音声、文字、語彙・表現の指導も含む)を実施することで、これらの指導法について体験的に学習する。授業は、模擬授業と講義の両方を行うが、講義については内容が定着しているか小テストを実施する。中学校及び高等学校で教諭を務めた経験のある教員が、その経験を活かして、特に英語学習が苦手な生徒への教授法を指導する。
2 3年生
後期
第二言語習得研究に基づいた小・中・高等学校を通した英語教育の在り方について学習する。また、異文化理解に関する内容を授業に取り入れる方法や生徒の特性や習熟度に基づく指導方法についても理解を深める。さらに、学校文法だけでなく科学文法についても学習し、文法指導について理解するとともに、英語教育について自ら研究できる能力の基礎を築く。模擬授業では、5つの領域(「聞くこと」、「読むこと」、「話すこと[やり取り]」、「話すこと[発表]」及び「書くこと」)の指導及び複数の領域を統合した言語活動(音声、文字、語彙・表現、文法の指導や異文化理解に関する指導も含む)を取り入れ、さらに具体的な生徒像も想定した上で授業計画を立てることで、英語の指導法について総括する。授業は、模擬授業と講義の両方を行うが、講義については内容が定着しているか小テストを実施する。中学校及び高等学校で教諭を務めた経験のある教員が、その経験を活かして、特に英語学習が苦手な生徒への教授法を指導する。
2 3年生
前期
外資系航空会社客室乗務員在職経験のある教員が担当します。この授業ではエアラインやホテル、旅行代理店など旅に関連する職場で実際に使われている英語表現を学び、それを通して英語によるコミュニケーションの力をつけることを目標とする。扱う職種は客室乗務員や旅行代理店職員、ホテルスタッフ、通訳ガイドなど多岐にわたる。また旅行者として旅行を楽しめるように、あるいはビジネスの場でも実践的な英語表現を使用できるようになることを目指す。旅行に関する英語はTOEICでもしばしば出題されるので、TOEIC対策としても有効である。
2 3年生
後期
【伊丹空港でのJAIR、JALSKY両社の見学と、客室乗務員やグランドスタッフの職務体験が含まれます】航空会社業務企画職在職経験のある教員が担当します。この授業では日本と世界のエアラインに関する基礎知識を学び、それを通して異文化理解を深めることを目標とする。エアラインに関して扱う分野は幅広く、エアラインの歴史から運航について、機内および空港での仕事について、また世界各国の乗客への対応についてなどを含む。さまざまな文化的背景によってコミュニケーションに注意する点などは、異文化理解という観点からエアライン産業以外でも広く必要とされることがらである。日本航空勤務の講師が現場での経験、最新の情報を織り交ぜながら講義するとともに、テーマに応じ学生はグループに分かれディスカションしその内容を発表する。また、11月中旬の土曜日に伊丹空港において、空港見学、客室乗務員の業務とグランドスタッフの業務を体験するフィールドワークを実施する。なお、受講受け入れ数は30名として、31名を超える場合は抽選とする。※初回授業で抽選を行うため、受講希望者は必ず初回授業に出席すること。
2 4年生
前期
外資系航空会社に在職経験のある教員により、エアラインやホテル、またそれ以外でも、ホスピタリティに関連する仕事を目指す人のために必要な指導をおこなう。入社のために必要な英語力や書類の作成準備、面接指導などをおこない、その後、仕事の現場で実際に使われる表現を学んで、スムースなコミュニケーションができるようになることを目指す。
2 4年生
後期
外資系航空会社に在職経験のある教員により、エアラインやホテル、またそれ以外でも、ホスピタリティに関連する仕事を目指す人のために必要な指導をおこなう。入社のために必要な英語力や書類の作成準備、面接指導などをおこない、その後、仕事の現場で実際に使われる表現を学んで、スムースなコミュニケーションができるようになることを目指す。
国際教養学科
専門科目
2 1年生
後期
旅行・観光業に携わった実務経験をもつ教員が担当します。日本ではこれまで、「観光」とは物見遊山の意味でしかなく、学問の対象として認められてこなかった。しかし今日では、経済発展や世界平和に貢献するものだとして、「観光」や「観光学」が大いに注目を集めている。 訪日外国人旅行者を中心とした観光産業の醸成や国内観光業の課題は、政府の重要取組課題であるが、コロナ禍での移動制限の中で観光産業の再生が喫緊の課題となっている。この科目では、時代とともに変化する観光の意味と役割を理解し、旅行業や旅行商品の歴史と現状、新しい旅行ビジネスについて考え、またその観光業界に必要な資格試験制度の概要についての知識も深められるようにしたい。
2 2年生
前期
防災学習アドバイザーの経験を持ち、文部科学省「防災教育支援に関する懇談会」「東日本大震災を受けた防災教育・防災管理等に関する有識者会議」などの委員も勤めた教員が担当します。日本は災害と戦い続けてきた。阪神・淡路大震災(1995)を中心に、国内外で発生した災害の事実と教訓を学び、私たちがどうやって災害と向き合ってきたかを知る。具体的には、災害への備え、災害時の対応、避難所生活や災害ボランティアなどを実際の経験をもとに学ぶ。 具体的には、実際の体験談を中心に被災と復旧・復興のプロセスを学ぶ。特に、被災後の人々の知恵―助け合い、支援、法・制度の整備、災害ボランティア、防災教育など―を実際の体験をもとに学びその意味を考える。近年も、豪雨災害、地震災害が頻発しており、近い将来、南海トラフ巨大地震も必ず発生する。未来の災害時に自分の命を守り、他者の安全を確保し、より安全で安心な社会の構築に参画するためにはどうすればよいかを被災の事実をもとに共に考えていく。人と防災未来センターの見学も行う。
2 3年生
前期
旅行・観光業に携わった実務経験をもつ教員が担当します。旅行業界における国家資格 『旅行業務取扱管理者(国内)』に合格を目指す科目である。この資格は旅行業者が一店舗に一名以上必ず配置することが法令で決められているため、旅行業者を希望する学生は取得が望ましい。また ホテル・旅館・航空会社など観光周辺産業においても必要な知識を学び,かつ身に付けることは重要である。この科目は 国家試験3科目のうち1科目国内実務(国内観光地理とJR運賃・料金計算)を学習する。国家試験に合格するためには観光地理が重点科目である。地理の内容は多岐にわたるが,一般教養が身につき就職試験や社会に出てからも役に立つ科目である。旅行商品は現地調達のため、ツアーパンフレットを媒体とする商品で契約する。購買意欲を促進させるツアー内容とするには観光資源を学習することで試験対策並びに旅行実務を授業内で体験できる科目である。観光実務論ⅠとⅡ 2科目受講をお薦めしますⅠのみ受講も可能です
2 3年生
前期
旅行・観光に関する実務経験をもつ教員が担当します。国家資格『国内旅行業務取扱管理者試験』科目4科目のうち2科目(旅行業法,約款)を学ぶ科目である旅行業法は法律を学ぶ。法律の条文がそのまま試験問題として出題されるため当初は難しく感じるが、用語や表現方法に慣れることで理解を深めることができる。約款は契約の流れを理解する。契約成立から解除まで旅行者と旅行業者側双方の立場を理解する。業法、約款は法律系を学ぶことで、卒業後の社会生活においてあらゆる契約に対応できる。また消費者として正しい知識を身につけることができる。 観光実務論ⅠとⅡ 2科目受講をお薦めしますⅡのみ受講も可能です
2 3年生
通年
旅行・観光に関する実務経験をもつ教員が担当します。観光実務論Ⅰ及びⅡでは、「国家試験の基礎を理解する」ことが目標でしたが、この授業では、合格基準ラインに達するため「問題を数多く解く」ことで本試験に合格することを目標とする。 基本問題→応用問題→国家試験過去問題→今年の予想模擬問題と、ひとつひとつクリアにして本試験に備える。
2 3年生
通年
旅行・観光に関する実務経験をもつ教員が担当します。この科目では『総合旅行業務取扱管理者』試験の受験科目である『海外実務5科目』の内容を学ぶ。①出入国 旅券取得から海外出入国手続きを学ぶ出入国関係法令及び実務②海外実務 時差計算、ホテル知識など③海外地理 世界地理宿泊や食事や観光等のリザベーション知識など幅広く学習する。④語学(英語))長文2題⑤国際航空運賃またこの科目は総合旅行業務取扱管理者試験に合格するレベルの知識を修得する。
史学科
専門科目
2 1年生
前期
高校教諭の在職経験のある教員より、アジアを東西南北の4つに区分した上でそれぞれの地理・風土の特徴を解説し、特に世界史を牽引してきた北アジア・中央ユーラシア世界の特徴をとらえてゆきます。ヒト・モノ・カネ・情報がゆきかう中央ユーラシアの特徴を読み解くために、遊牧民とその生活、オアシス農耕とその生活、草原とオアシスの共生関係、万里の長城、シルクロードなどを題材とします。 なお、第1~3講の前半50分はスタディスキル入門と題し、大学での学びについての基礎事項をレクチャーします。具体的にはノート・テイキング、リーディング、ライティングの基本、レジュメ・レポート作成の基本をおさえてもらいます。
2 1年生
後期
博物館は資料の収集保存、調査研究、展示、教育普及活動など多岐にわたる業務・事業を行なっている。本講義では、学芸員の経験を有する教員が、博物館に関する法令、諸制度などの基礎知識を現場の実例をもとに紹介し、博物館に関わる様々な事象について多角的に捉えていく。また、博物館の歴史的経緯と現代における課題を理解し、これからの博物館を積極的に考える視点を提供する。なお、本講義では博物館現地学習も行う予定である。
2 3年生
前期
博物館に勤務する専門職員(学芸員)にとって、資料の収集・保存・公開・展示・活用・調査研究は、基本となる仕事である。そのなかで博物館資料は、博物館の基本的な要素であり、博物館は資料がなければ成り立たない。本講義では、博物館資料の概念を示し、資料の収集・取り扱い方・整理・調査研究などの基本事項を学び、資料の役割を深く理解することをめざす。学芸員の経験を有する教員が、その経験を活かし、実際の博物館資料を用いて実践的な技能の習得も行う。なお、本講義では博物館現地学習も行う予定である。
2 3年生
後期
現役の学芸員である教員が、現場の視点から博物館を取り巻く課題と新しい取り組みを紹介しながら、博物館経営の目的と意義を考えていく。博物館特有の運営体制やマーケティング、広報戦略と情報発信の意義を理解し、博物館を経済社会の中に位置付けるとともに、その存在意義と提供すべきサービスを考える。利用者ニーズの多様性に対応し、現代的課題に向き合い・解決するビジョンを共有するとともに、新しい博物館像について先行事例を踏まえた実践的な検討を行う。
2 3年生
後期
学芸員の経験を有する教員が、博物館や文化財保管展示施設における、資料の保存に関する基礎的な情報・スキル、とりわけ近年注目され展開されている項目をめぐって具体的な概説を実施する。さらに、学芸員や文化財専門職に必要な、資料の保存に関する保存科学の基礎知識を習得するため、資料の劣化と診断調査から、その修理と予防のための環境について論じる。なお、近年では、博物館にかぎらず各種の文化財保管展示施設においても、資料保存に関する専門的で高度なノウハウを必要とする専門職領域が増加している傾向にあるため、それらにも十分かつ具体的に対応できる講義内容にしたいと考えている。また、本講義では博物館・文化財関連施設における現地研修もおこなう予定である。
2 2年生
前期
博物館に勤務する専門職員(学芸員)にとって、資料の収集・保存・公開・展示・活用・調査研究は、基本となる仕事である。そのなかで展示は、博物館の基本的な機能であり、博物館活動の基幹となる。本講義では、博物館の展示の概念を示し、展示の歴史や、展示の形態、展示環境、展示ストーリーの作成などの基本事項を学ぶ。博物館の現場経験者としてその経験と実際を授業に活かし、展示に関する実践的な技術と能力の習得をめざす。なお、本講義では博物館現地学習も行う予定である。
2 2年生
前期
近年、歴史文化遺産への興味や継承が低下傾向にある中で、博物館が社会との接点を繋ぐ役割が期待されており、博物館教育が重要視されている。この講義では博物館教育の在り方について歴史系の博物館を例に、博物館と利用者の双方向の活動の必要性や教育活動の現状を的確に把握し、基礎的知識・思考法等を学ぶとともに、課題解決に向けた企画検討法を学ぶ。授業中に学外実習として、兵庫県立考古博物館等において、博物館教育活動の現状を把握する。後半には博物館学習プログラムの作成についてレポートを作成するとともに、発表・評価によるコミュニケーションの向上と成果の共有を図る。
教育学科
専門科目
2 1年生
前期
変化する社会情勢と教育動向を概観し、「教育とは」「学校とは」「教育者とは」何かを考える。そして、教育関係法規や学習指導要領などをもとに公教育の重要性を理解し、教職に求められる資質・能力について考え、将来の教職像を明らかにしていく。また、最新の教育課題を事例研究で学び、現場の厳しさにも目を向けて、幅広い視野と強い責任感が求められることを意識したい。その際、現場経験(校長、教頭、教諭)と教育委員会事務局(教職員課・指導課)の経験も活かして、今日的課題への対応についてともに考えたい。
2 1年生
後期
この授業では、学校現場における教員経験があるものが、その経験を活かして、今日的な課題(教育相談等)への対応について講義をします。 学校現場では、いじめ、不登校、非行、学級崩壊といった教育課題にどう対処するかが重要になっています。児童生徒一人ひとりの発達に即して、好ましい人間関係を育て、生活によく適応させ、自己理解を深めさせ、人格を成長させる力が教員には求められています。授業では、学校教育におけるカウンセリングマインドの必要性、教育相談の意義や基本的な技法、教育相談の進め方などを実際によくある事例をもとにグループで学習を進めていくアクティブラーニングの手法で行います。特に、発達障害のある子供の理解や支援の方法を中心に、多様な背景を持つ子供の理解と支援、保護者や関係機関との望ましい連携のあり方(カウンセリングの基礎基本を含む)について理解し、実際に日常生活で学んだことを実践していくことをめざしていきます。
2 1年生
前期
この授業では、学校現場における教員経験があるものが、その経験を活かして、今日的な課題(特別支援教育等)への対応を指導をします。特別の支援を必要とする幼児や児童、生徒の障害特性および心身の発達を学びます。また、特別の支援を必要とする幼児や児童、生徒の教育課程及び支援の方法を学びます。障害はないけれど特別の教育的ニーズのある幼児、児童、生徒の把握や支援についても学びます。全授業を通して、インクルーシブ教育システムを含めた特別支援教育に関する制度の理念や仕組みがわかることに重点を置いています。人と協働で課題を解決していく態度を身に付けるために、毎時間、アクティブラーニング(グループワークやロールプレイ)で授業を進めていきます。学んだこと実践し思考する宿題を課します。テキストは、介護体験の授業でも用いるテキストですので、授業後も保管しておくようにしてください。パソコンをノート代わりにしてもかまいません。授業の板書は自由に写真を撮ってかまいません。ICTを活用して授業を受けてみると効果(良い点)や課題(改善すべき点)が実感できるのではないかと考えるからです。
2 3年生
後期~
4年生
後期
各学校での管理職をはじめ校務担当教員の講話、学級担任・教科担任の指導を受けて、観察実習を中心に、教科指導力の向上を図る。また、教科指導のほかに、生徒指導をはじめとする校務にも携わり、実践的な指導力の向上を図る。
2 3年生
後期~
4年生
後期
各学校での管理職をはじめ校務担当教員の講話、学級担任・教科担任の指導を受けて、観察実習を中心に、教科指導力の向上を図る。また、教科指導のほかに、生徒指導をはじめとする校務にも携わり、実践的な指導力の向上を図る。
家政学科
専門科目
2 3年生
後期
アクセサリー販売の実務に携わる教員がファッションビジネスについて指導します。ファッションビジネスは、生活者のライフスタイルの中から生まれるニーズやウォンツを素早く察知し、魅力的・創造的・機能的・合理的な要素を付加し、さらに価値ある商品に仕上げ、生活者に提供する最先端のビジネスです。つまり、ファッション生活を楽しむ生活者のためのビジネスと言える。現在、ファッションは、「衣・食・住」など広範囲に定義づけられており、そのため、幅広い知識を学んでいきます。
2 2年生
前期
一級建築士・インテリアプランナー・福祉住環境コーディネーターの資格を持ち、建築設計・インテリアデザインの実務経験のある教員が、インテリアデザインの仕事や、インテリアの歴史、構成要素、色彩、照明などの基礎知識について講義し、演習課題を通してインテリアデザインを体験する科目を指導します。またインテリアコーディネーターなどの試験受験情報についても適宜解説します。
1 3年生
前期
一級建築士・インテリアプランナー・福祉住環境コーディネーターの資格を持ち、建築設計・インテリアデザインの実務経験のある教員が、建築・インテリア業界で多く利用されているAutoCADを使用して、インテリア設計の作図の基本操作を習得する科目を指導します。コンピューターによるインテリア設計を、個人単位でソフトを操作して行います。パソコンを利用した設計手法の基礎知識について理解した上で、テキストを用いて作図の基本操作を習得し、課題図面の作図を行います。課題図面は戸建住宅を題材とし、平面図・立面図・断面図の描き方を習得します。
2 2年生
後期
日本国内外で様々なプロジェクトを実務として経験してきた教員がプロジェクトマネジメント概論について指導します。本授業の中で解説するプロジェクトと言えば特別なものを考えがちですが、身の回りには様々なことやものがプロジェクト的な要素をもっています。例えば、高校での文化祭などの活動がそれにあたリます。文化祭での模擬店を出す時、私たちには勘や経験に基づいていることがほとんどです。本授業では勘や経験に頼らず、体系的にプロジェクトマネジメントを学んでいき、効果が高く、かつ効率的な活動にするためです。授業は前半と後半に分かれます。前半は、企画もしくはプロジェクトを立ち上げるための手法について学びます。アイデアの創出や企画書を作るという観点から、SWOT等、デザイン思考、ロジカルシンキングなどの方法論を学びます。後半は、プロジェクトマネジメントとして、計画の立案、モニタリング、評価について学びます。
管理栄養士
養成課程専門科目
2 1年生
後期
管理栄養士としての実務経験を活かし、健康・栄養状態、食行動、食環境等に関する情報の収集・分析、それらを総合的に評価・判定する能力を養う。また対象に応じた栄養教育プログラムの作成・実施・評価を総合的にマネジメントできるよう理論と方法を習得する。
2 3年生
前期
管理栄養士としての実務経験を活かし、健康・栄養状態、食行動、食環境等に関する情報の収集・分析、それらを総合的に評価・判定する能力を養う。また対象に応じた栄養教育プログラムの作成・実施・評価を総合的にマネジメントできるよう理論と方法を習得する。
1 4年生
通年
臨床栄養学臨地実習において、病院管理栄養士業務の知識・技術・態度を修得する。具体的には、カルテ閲覧・面接から患者情報を収集し、患者の栄養スクリーニング、栄養アセスメント、必要栄養量・患者のニーズに基づく栄養ケアの作成、および献立作成・発注業務・食数業務・調理業務、提供した食事の摂取状況の把握、栄養相談(栄養カウンセリング)の実施、栄養相談報告書の記入、チーム医療への参画、栄養ケアのモニタリング、再評価など一連の栄養ケアマネンジメントを実践的に学ぶ。
1 4年生
通年
臨床栄養学臨地実習において、病院管理栄養士業務の知識・技術・態度を修得する。 具体的には、カルテ閲覧・面接から患者情報を収集し、患者の栄養スクリーニング、栄養アセスメント、必要栄養量・患者のニーズに基づく栄養ケアの作成、および献立作成・発注業務・食数業務・調理業務、提供した食事の摂取状況の把握、栄養相談(栄養カウンセリング)の実施、栄養相談報告書の記入、チーム医療への参画、栄養ケアのモニタリング、再評価など一連の栄養ケアマネンジメントを実践的に学ぶ。
1 3年生
通年
事業所・学校給食センター・福祉施設・病院などの特定給食施設において、各施設の組織の概要を理解し、それぞれの施設での給食に係る、組織と運営・業務内容の実態を把握し、給食経営管理のあり方を修得することを目的とする。給食経営の資源となる「人」・「物」・「金」・「情報」について、それぞれの施設での運営状況を学ぶ。単なる見学ではなく、実践活動の場での課題発見、解決を通して、栄養評価・判定に基づく適切なマネジメントを行うために必要とされる専門的知識及び技術の統合を図る。
1 3年生
通年
給食経営管理論で学んだ知識と給食経営管理技術の統合を図るため、給食経営管理実習Ⅰ(校外)で学んだことに引き続き、事業所・学校(給食センター)・福祉施設・病院などの特定給食施設で、臨地実習を行う。給食現場では、栄養管理・経営管理・衛生管理・品質管理などに係る諸問題を総合的に判断し、解決する能力が求められる。これらに対して実践的に対応可能な知識を習得することが本実習の目的である。また与えられた課題のみを解決するのではなく、自らが課題を発展的に展開する能力を養うことも重要であり、このような観点からの学習も行う。
社会福祉学科
専門科目
2 2年生
後期
今日、わが国において注目されている「家族が抱える多様な生活問題」の現状を理解し、生活問題の発生メカニズムを「家族システム」の視点から読み解き、「家族の生活問題」を「社会の問題」と結びつけて考察できるようになることを目指す。その上で、ソーシャルワーカー(社会福祉士・精神保健福祉士)として、ケアワーカー(介護福祉士)として、家族の生活問題の解決に向けて、ミクロレベル(家族に対する直接的な働きかけ)、メゾレベル(家族と関わる支援機関や支援ネットワークに対する働きかけ)、マクロレベル(地域社会や行政に対する働きかけ)といった多元的なアプローチで支援する方策について学ぶ。さらに、「家族とは何か」「家族を支援するとはどういうことか」についても考察する。授業では、家族の生活問題をよりリアルに理解できるよう、新聞記事・DVD・手記なども教材として活用する。 毎回の授業では、担当教員のソーシャルワーカーとしての実践経験、地域における家族支援経験、行政の福祉施策への参画経験などを活かして、具体的な事例などを紹介しながら、多様な生活問題を多面的に考察できるよう授業を展開する。
2 1年生
前期
看護師として病院や介護保険対象の事業所で勤務したことがある教員が以下の内容を指導します。人のライフステージごとに特徴があるこころとからだのしくみや変化と健康課題について学ぶとともに、健康・疾病の捉え方、身体構造と心身機能、疾病と障害の成り立ち及び回復過程について学習し、公衆衛生の観点から、人々の健康に影響を及ぼす要因や健康課題を解決するための対策を学びます。 社会福祉士や介護福祉士として現場で実践するために必要な、人体の構造・機能や医学的知識を学びます。
2 4年生
前期
1.ソーシャルワークにおける援助関係の形成(援助関係の意義と概念および形成方法、面接技術、アウトリーチ)について学ぶ。2.ソーシャルワークにおける社会資源の活用・調整・開発およびソーシャルアクションについて学ぶ。3.ネットワークの形成(ネットワーキングとコーディネーション)について学ぶ。4.ソーシャルワークに関連する方法(ネゴシエーション、ファシリテーション、プレゼンテーション)およびケースカンファレンスについて学ぶ。 毎回の授業では、担当教員の障害者施設や高齢者施設でのソーシャルワーカーとしての実践経験や福祉援助職へのスーパービジョン経験などを活かして、ソーシャルワーク実践に求められる価値・倫理、専門的知識、専門的技術について、具体的な事例等を紹介しながら実践的に理解できるような授業を展開する。
2 2年生
後期
障害の概念と特性、障害者の生活実態とこれを取り巻く社会環境、障害者福祉の歴史、障害者に対する法制度について理解する。また、障害者と家族等の支援における関係機関と専門職の役割及び障害者と家族等に対する支援の実際を理解する。毎回の授業では、担当教員の障害者施設でのソーシャルワーカーとしての実践経験や地域で暮らす障害者と家族の地域活動への支援経験を活かして、障害者や家族の生活実態や支援のあり方を具体的に考えられるような講義を展開していく。
健康スポーツ
栄養学科専門科目
2 3年生
前期
スポーツ/運動に関係する人体の解剖・生理、スポーツによって起こる、外傷や整形外科的内科的障害、スポーツ/運動による体力維持のための栄養学的問題などについて、医師免許を有する教員が講義を行う。経験的、実践的な部分については、学外特別講師による講義を予定している。
2 1年生
後期
各種スポーツチーム(野球、バレー、サッカー等)での栄養指導経験を有した教員が担当します。運動・栄養・休養は健康づくりの3要素であると同時に、アスリートの体力向上・競技力向上には欠かせない要素である。各栄養素の生理作用とそれらを含む食品についての理解を深めるとともに科学的根拠に基づき、アスリートに必要なエネルギーや栄養量、栄養摂取方法の基本を理解する。さらに生活習慣病予防・改善のための効果的な運動と栄養素に関する知識を身につける。
2 3年生
前期
病院・診療所で栄養食事療法の実践経験を有する教員が担当します。傷病者の療養に関して必要な疾患・病態別の栄養食事療法を学びます。栄養補給法の基礎をはじめ、疾患・病態別の学びでは、どのような病気かをよく理解し、栄養アセスメントとしてどのように評価するのか、それらを総合的に考えてどのような栄養食事療法が適切であるかを考えていきます。
2 2年生
後期
保健所等での栄養指導経験を有した教員より、集団の健康・栄養問題を把握し、適切な公衆栄養プログラム(計画・実施・モニタリング・評価・フィードバック)をマネジメントするための理論を学習します。さらに、わが国及び諸外国においてどのような健康・栄養問題が存在し、その課題を解決するために展開されている栄養政策について学習します。
2 2年生
前期
各種スポーツチーム(野球、バレー、サッカー等)での栄養指導経験を有した教員が担当します。ジュニアからアスリートのためのスポーツ、高齢者の体力維持のための運動、生活習慣病予防のための運動など、それぞれの目的に応じたスポーツ・運動の現場で適切に栄養指導が行えるよう、スポーツ種目、ライフステージ別の栄養について学ぶ。また、栄養指導に必要な食事調査、栄養計算の方法についても実践的に学習する。
看護学科
専門科目
1 3年生
後期
看護師免許を持つ教員が、以下の授業概要が理解できるように講義する。安全で質の高い看護を実践するため、また、チーム医療において情報は必要不可欠である。看護情報学は、1980年に初めて定義された新しい学問であり、医療機関における電子カルテの導入や、地域医療連携における患者情報のネットワーク化、遠隔医療・遠隔看護の推進など、看護を取り巻く情報システムの変化は著しい。本講義では、看護情報学の定義の変遷、看護の臨床現場における情報活用の概要、情報倫理と医療で取り扱う個人情報の特徴、医療情報システムの種類と役割、遠隔医療や遠隔看護の国内外における実践例、看護用語の標準化への取り組みについて学ぶことで、看護の質や効率、安全性を高めるための看護情報学について理解を深める。
1 1年生
後期
看護師免許を持つ教員が、以下の概要について実習を行う。何らかの健康障害あるいは生活障害を持ちながらコミュニティの中で生活(療養)する高齢者やその家族に対する多様な看護援助を、訪問看護やリハビリテーション場面での見学を通して理解を深め、高齢者の生活を支える看護について学ぶ。
2 2年生
後期
施設(病院、高齢者施設等)において治療を受ける老年期の患者を受け持ち、発達段階、加齢による身体機能への影響、健康障害、生活障害および心理・社会的側面で受けている影響を理解する。また、高齢者がケアを受ける中でもつ健康上の課題をアセスメントする能力を養う。また老いに直面する高齢者の意思を尊重し、高齢者の全体像を理解する。これらをふまえた情報およびアセスメントをもとに必要な看護の方向性を明らかにする。さらに、1年次の「コミュニティ看護実習Ⅰ」で学んだことを基に、地域、介護施設に住む高齢者と比較、介護施設で実施している看護・介護ケアと医療施設での看護ケアの相違点、保険制度の違いによる医療、福祉に関わる体制、サービス等の違いについて、基本的な内容を理解する。
1 1年生
前期
医療看護実習Ⅰでは、病院オリエンテーション、看護業務・看護実践の見学を通して、病院や看護師の役割について学ぶ。また、患者とのコミュニケーションを通して入院生活や病気の体験を知ることを目的とする。この実習を通して学生自身がこれから学んでいくべき課題を見出すことをねらいとしている。
2 2年生
後期
精神障がいをもつ人と人間関係を構築するプロセスの中で、自己洞察、他者理解を深める。また対象者の体験に寄り添い、生活援助を実践しながら、心身の健康状態や心理・社会的要因が生活や対人関係に及ぼす影響を理解し、セルフケアの維持・向上、自立や自己実現に向けた看護援助について考察する。さらに、精神科病院や地域で行われているさまざまな治療的アプローチや支援、チーム医療における看護職の役割や他職種との連携、精神障がいをもつ人が利用できる社会資源について学ぶ。
3 3年生
前期
又は
後期
成人期から老年期にある患者を対象とし、何らかの病気または傷害により、手術をはじめとする身体的負担の大きい治療を受ける急性期にある患者の身体・精神・社会的な特徴を理解する。患者およびその家族にとって、生命や健康が危機的状態におかれる体験の意味を理解し、回復に影響を及ぼす患者とその家族の特性をアセスメントすることで、苦痛を緩和し、患者とその家族のもつ回復力を最大限に引き出すための看護を学ぶ。科学的根拠に基づいた専門的知識と技能を総合的に活用し、手術や治療の侵襲による心身の反応をとらえながら、症状や苦痛を緩和し、予防的ケアを行う経験を通じて急性期看護の特徴を理解する。急性期にある患者との関わりを通して、これまでに学習した知識や技能、および倫理的・道徳的態度を統合し、実践する力を養う。実習では、急性期の実務経験のある教員と臨床における実習指導者が、急性期看護の実践ができる過程をサポートする。
3 3年生
前期
又は
後期
成人期から老年期にある慢性病患者を受け持ち、長期にわたり病気や障害に対処してきた患者の病みの軌跡や治療の特徴をとらえる。ライフサイクルや社会的役割など、患者が置かれた状況を病気の体験と関連づけて理解する。症状や心身の苦痛緩和、病気の急性増悪や合併症の予防、病みの軌跡を予測し療養方法を調整するなど患者のセルフケアを支え、患者が健康を維持できるように必要な看護を実践する。看護の体験を学生同士で共有し、科学的根拠に基づいた専門的な知識や技能と自らの能力や倫理的・道徳的態度をどのように統合すればよいか、患者の療養を支える医療ケアシステムにはどのようなものがあるか、看護師は慢性病患者の健康回復にどのようにかかわっていけるかについて討議し、考えを深める。本実習では、慢性病患者へのケア経験のある教員と臨床にいる実習指導者が、慢性病患者の体験を理解し、その理解から支援を組み立て、実践する過程を、サポートする。
1 1年生
後期
既習の生活援助についての知識や技術を地域で生活する子どもへの看護実践に適用し、看護の理論と実践を結びつけて理解できる能力を学ぶ。具体的には、地域にある施設において実習を行い、乳幼児とのコミュニケーションを体験し、発達段階における成長・発達、健康な生活のあり方を理解し、その支援について学ぶ。支援者の乳幼児への接し方や支援を見学し、援助者としての態度を養う。乳幼児への支援経験がある教員が、その経験を活かして、実習目標が達成できるよう実習指導を行う。
2 3年生
前期
又は
後期
小児看護に関する既習の知識・技術を用いて、看護の理論と実践を結び付けて理解できる能力を養う。看護実践の場で、様々な成長発達段階にある子どもの理解、様々な健康状態にある子どもへの看護を学ぶ。具体的には、子どもが入院している施設で2週間の実習を行い、原則1人の子どもを受け持つ。そして、医療施設で療養する子どもを身体的、心理的、社会的側面から全人的に理解する。子どもとその家族との援助的人間関係を築き、関わりを通して、必要な看護を判断し、安全かつ安心できる看護実践能力の基礎を習得する。また、子どもと家族がよりよい療養生活を送るための、社会資源や多職種連携のあり方について学び、それらを通して看護師の役割について理解する。小児看護の経験がある教員が、その経験を活かして、到達目標を達成できるよう実習指導を行う。
心理学科
専門科目
2 1年生
後期
精神科医師として20年以上臨床をしている担当教員が臨床場面の経験などを踏まえて神経・生理心理学をわかりやすく指導する。合間に教員が実際に行った研究や経験した症例も紹介する予定である。
2 1年生
後期
①教育現場において生じる問題およびその背景、②教育現場における心理社会的課題および必要な支援の2点について講義や少人数によるディスカッション等を通して学ぶ。 授業者の教員としての経験、およびスクール・カウンセラー(公認心理師資格を有する)としての実務経験を生かし、教育現場の現状や課題、支援者としての在り方について講義を行う。
2 2年生
前期
本授業では、人体の構造と機能や心身相関について学習した後、日常で経験し得る状況を想定し、予習に基づく反転授業や教育動画を一部用いて、疾病や一次予防について学ぶ。また、がんや難病をもつ人やその他の疾病をもつ人に対してどのような心理的支援が可能かを、グループワークを通じて主体的に考える機会をもつ。適時、担当教員が医師として経験した症例を提示して理解を深める。
2 2年生
後期
こころの働きと脳の活動の関連を探る方法のひとつとして脳損傷時のこころの働きを観察する方法(神経心理学)がある。本授業では、神経心理学の代表的知見を振り返ることによって、こころの働きの背景に脳の活動が関連していることを理解する。また、脳の構造や機能を調べる方法である各種の脳画像検査の進歩や原理、特徴を学ぶ。さらに最近の基礎あるいは実験脳科学の知見を批判的見地も含めて紹介し、こころの働きと脳の活動との関連について考える。適宜、担当教員が医師として経験した症例を提示し、理解を深める。
2 2年生
後期
私たちは、急速に発展しているメディア技術により日常的に膨大な情報を処理し、SNS上で人間関係を構築し、仮想現実空間でも存在するようになりました。メディア心理学は、メディアの形式や内容が個人の認知や感情、そして集団や社会に影響を与える過程について理解を試みる学際的な分野です。超高度情報化社会でこの分野の研究がますます必要とされる背景や欧米を中心に培われてきた知見について学び,日本の視点からも検討していきます。(教員は過去にテレビ番組の制作を経験していることから,その経験から得た知見も加えて指導します)
2 3年生
前期
メディア心理学Ⅱでは,「メディアを利用してどのように社会や個人のwell-beingに貢献できるのか」について思考する力を養います。授業は①講義 ②メディア業界のプロフェッショナルによる特別講義 ③グループ発表で構成されます。②では,メディア業界のプロがどのように課題解決に従事してきたかについて学び,指導を受けます。その知識をもとに③グループ発表に取り組み,複数の視点を入れながら課題解決に挑戦します。(2回までは,Ⅰでカバーできなかった内容を実施予定。教員は過去にテレビ番組の制作を経験していることから,その経験から得た知見も加えます。)

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