本学園は、「世界の平和と人類の福祉に貢献する有為な女性の育成」を建学の理念に、1940(昭和15)年、行吉國晴・哉女夫妻が神戸市葺合区(現・中央区)に専門学校「神戸新装女学院」を開校したことに始まります。
当時は日中戦争のさなかであり、翌年は太平洋戦争に突入する時局でした。夫が徴兵され、戦死するなど、一家の大黒柱を失うという女性にとって辛く厳しい時代でした。そこで、精神的支援はもちろんのこと、手に職を付け経済的にも自立できる女性を育てることを願いに夫妻は教育を始めました。國晴亡き後も哉女の長年の尽力によって学園は発展し、その間、社会に貢献する多くの卒業生を輩出してきました。
現在、AI やロボットが世界を席巻していく一方で、紛争や貧困による人権侵害が悲しいことに続いています。私たちの暮らす日本においても、地球規模の環境問題や人口減・少子高齢化、女性やマイノリティーを含んだ多様性(ダイバーシティ)問題など様々な課題が突きつけられています。
予測不能で正解のない時代に突入している今において、再度「一人ひとりの女性の自立を助けたい」という行吉哉女の願いを胸に刻むとともに、これからを生きる学生一人ひとりの幸福を実現するために何が必要なのかを自問しました。その結果、生まれたのがこの「神戸女子大学グランドビジョン2040 Shine like you もっとあなたらしく輝ける大学へ。」です。
「神戸女子大学グランドビジョン2040」では、学生一人ひとりが、もっともっと自分らしく輝けるために、大学教員、職員が学生と一丸となり、教育・学生生活・研究活動・地域貢献・大学運営の5つの領域で、5U(ファイブ・ユー)に基づく取り組みを実施していきます。これにより、今までに本学が掲げてきた教育目標「自立心」「対話力」「創造性」の達成に向けた新たな展開を図っていきます。
神戸女子大学グランドビジョン2040