神戸女子大学

シンジョ式、家庭科教諭になる方法

生活マネジメントコース T.Mさん

豊岡市 中学校 家庭科教諭 内定

家庭科教諭をめざしたきっかけは?

食生活の乱れで体調を崩した友達を見て。

高校の時、家庭の事情で食事を十分に摂らなくなった友人が、体調を崩したことがあります。高校生の私は何もしてあげられませんでしたが、食と健康についての知識があれば防げたのかもしれないと気づいた時に、それを伝えられるのは家庭科の教員だと感じました。

教職課程で役立った授業は?

調理実習で作った料理は全て実家で再現。

調理実習で作った全ての料理を、復習もかねて実家で再現しました。もう一度作ることで授業をより深く理解できる上に、どの料理も家族からの評判が良くて嬉しかったです。

家政学科で印象深い授業は?

デザイン画に挑戦!

ファッションデザイン実習では、先生に指導していただきながらデザイン画を描きました。私にもこんなデザインができる!という自信がつきました。

シンジョの良いところは?

気軽に話せる先生方

どの先生とも距離が近くて話しやすいです。他のゼミの先生でさえ、研究室のドアをノックすればウエルカムな雰囲気でむかえてくれます。想像していた大学のイメージを良い意味で裏切られました。

わたしがめざす教員像は?

温かいけど甘くはない先生が理想です。

優しさはもちろんあるけれど、生徒のためを思ってあえて厳しいこともしっかり言える先生をめざしたいです。アルバイト先では後輩に甘いと言われているので、厳しくなれるかが今後の課題です。

※カリキュラム改正に伴い一部科目が変更されています

シンジョ式、家庭科教諭になる方法

生活マネジメントコース M.Sさん

姫路市 中学校 家庭科教諭 内定

家庭科教諭をめざしたきっかけは?

高校生の時、家庭科の大切さに気づいて。

中学時代は家庭科はたくさんある授業の一つという印象でした。ところが高校のときの家庭科で内容が深まるにつれ、生活に関わる知識や技術を学ばる家庭科の大切さに気づきました。自分も教員として家庭科の大切さを伝えたいと思い、義務教育である中学校の教員を目指すようになりました。

教職課程で役立った授業は?

家庭科指導法で「教えること」を真剣に学べました。

家庭科指導法では、教材研究や模擬授業など家庭科の知識と技術をどうやって教えるかについて3年間みっちり学びました。この授業のおかげで教えることへの自信につながったと感じています。

家政学科で印象深い授業は?

一枚の布から手縫いの浴衣を!

裁縫は大得意というわけではありませんでしたが、手縫いで浴衣を制作。一枚の布から作った浴衣はプライベートでも愛用しています。

シンジョの良いところは?

親身な先生と前向きな仲間。

いつも応援と励ましをくださったゼミ・担任・教職支援センターの先生方。同じ夢を持つ前向きで楽しい仲間。夢に向かっ頑張れたのは、神女で出会った人たちのおかげです。

わたしがめざす教員像は?

思春期の不安定な生徒たちに寄り添いたい。

思春期は精神的につらい時期。そんな時に先生に支えてもらったことは今でも覚えています。今度は私が生徒に寄り添う番です。そして、生徒たちに衣食住と生活・経済について困らない知識と技能を伝え、送り出せる教員をめざします。

※カリキュラム改正に伴い一部科目が変更されています

合格体験談

取得した資格

インテリアコーディネーター

3回生で取得

資格取得を目指したきっかけ・理由を教えてください

建築事務所でのインターンシップ中、24歳の若さで活躍されている女性一級建築士のプロフェッショナリズムに触れ、その活躍に強い刺激を受けました。在学中に資格を取得することで就職活動やその先の仕事において、自身のキャリアパスを描く重要なステップだと考えました。

資格取得に向けて、どのような勉強・努力をされましたか?

2冊の参考書を7回反復し、完璧に解くことを目指し、その後新たな参考書を5回解きました。過去問と予想問題をあわせ40枚程の図面を描きながら対策。また、住空間関連の全科目を履修し、インテリアコーディネーター試験における内容や図面の描き方を学び、役立つ経験となりました。

先生からはどのようなアドバイスがありましたか?

深い理解と実力向上のため過去問を繰り返し解くことと、反復作業の必要性。2次試験の図面作成ではこだわり過ぎないことなどのアドバイスをいただきました。また、先生から製図のフィードバックを受けることで、課題や強化点を把握し、着実にスキルを向上させました。

将来、どのように資格を活かしていきたいと考えていますか?

資格を取得したことで自信を持って就活に挑めました。希望していた住宅メーカーに内定がいただけたので、説得力と信頼感を備えたインテリアコーディネーターになり、自らの発言に責任を持ちたいです。将来的には様々な建築資格に挑戦し、知識を広げながら専門性を高めていきたいと考えています。

合格体験談

取得した資格

リビングスタイリスト2級

2回生で取得

資格取得を目指したきっかけ・理由を教えてください

住空間への興味から、自身の知識と努力を具体的な形に残すため、リビングスタイリストの資格取得を目指すことに決めました。元々販売にも関心があり、この資格を通じて住空間と販売の知識を同時に得られると考え、自らのスキル向上と将来の可能性に期待を寄せています。

資格取得に向けて、どのような勉強・努力をされましたか?

空き時間を活用し、製図室で300ページ以上のテキストを学習しました。リビングスタイリストの基本的な考え方に焦点を当て、過去問を解くことで問題形式を把握。解けない分野や出題頻度の高い分野から学習し、静かな環境で効率的に勉強を進めることができました。

先生からはどのようなアドバイスがありましたか?

家具の名称や構造を覚える際、絵を描くことが効果的だとアドバイスいただきました。描くことで視覚的な印象が強まり、情報がより整理でき、自分の中で定着しやすくなりました。

将来、どのように資格を活かしていきたいと考えていますか?

将来、住空間に関する仕事に携わりたいという目標を持ち、習得した接客・マナーの知識をアルバイトなどでも実践し、お客様との円滑なコミュニケーション能力を向上させたいと考えています。
さらにステップアップし、就活や将来の仕事にも活かしていきたいです。

教室で学ぶ 講義・演習科目

住空間に関わる理論と技術の基礎を学ぶ

インテリアとは何か、
環境や用途に応じたデザインとは何かなどを考えるための理論と、
実際のデザインに必要な製図技術について基礎から学びます。

インテリアデザイン論(1回生後期)

インテリアデザインの仕事や、インテリアデザインに必要な基礎知識を学びます。演習課題を通して具体的なインテリアデザインを体験し、専門的に説明できるようになるのが目標です。またインテリアコーディネーターなどの資格試験についても解説します。

基礎製図演習(1回生後期)

住宅製図を学ぶための基礎演習科目です。線の練習、図面の読み方、平面図や展開図の描き方を学び、実際にそこで暮らす人を想定して、住戸計画に取り組みます。
(受講生の声:時間が経つのが早い授業なので、とても集中して授業に取り組んでいると思います。)

住居計画学(2回生前期)

住居は、基本的人権の基礎であり、人間が人間らしく生きていくための土台ともいえます。安全かつ健康で快適、文化的な生活の場を形成するために、住居に関する包括的な知識(住居の歴史、人間工学、住居管理、温熱環境、構造・材料、住居計画、まちづくりなど)を習得します。

都市デザイン論(3回生前期)

私たち生活は、地域と切り離して考えることができません。この授業では、都市計画の変遷、都市のデザイン、コミュニティデザイン、都市景観、法規制を学ぶとともに、世界各国の市民参画によるまちづくり実践例を学びます。

まちで学ぶ ゼミ・フィールドワーク

見学会等でさまざまな空間を体験する

商業施設・店舗・個人宅など、
実際に存在する特色ある空間に 足を運び、その空間を体験。
優れている点や課題などについて リサーチを行います。

インテリアデザイン論(1回生後期)

インテリアデザイン論の授業でインテリアの歴史を学んだ学生たちが、フィールドワークで日本・⻄洋・中国のそれぞれの影響を受けた住宅を見学します。実際の住空間を体験しながら、和・洋・中のインテリアを比較し、それらの違いを実感をもって学びます。

都市デザイン実習(3回生後期)

都市の課題が複雑かつ多様化し、その解決は容易ではありません。また、課題に対するアプローチの方法も多様化しています。これからの時代の都市のあり方や使い方を考え、都市とそこに暮らす人々の生活を魅力あるものにするための実践を積み重ねていきます。

卒業研究基礎演習
(田中栄治ゼミ、3回生後期)

卒業研究基礎演習(田中栄治ゼミ)の一環として、丹波焼の里である丹波篠山市上立杭地区の里づくりについてのフィールド調査を行いました。上立杭地区では、住空間を構成するインテリアエレメントである器やオブジェなどのインテリア小物の制作として、陶芸の体験をしました。

作品づくりから学ぶ 演習・実習科目

自ら考えた空間を表現する

学生が自ら考案した空間を設計し建築模型として表現します。
空間のテーマ・用途・特色などについて説明するための提案書も作成します。

住空間設計実習(2回生前期)

住まいは、そこに住む人のライフステージ、家族構成、趣味や生活スタイルによって大きく変わります。人々の生活を入れる器である住居は、住む人に合わせて設計することが大切です。本実習では、住む人に合わせた住居を平面図、展開図で表し、空間をより詳細に把握・表現するために、模型を作成します。

インテリアデザイン実習(2回生後期)

飲食店舗空間をテーマとして、インテリアデザインの作品を制作します。商業施設のインテリア計画、空間イメージの表現技術など、実践的な演習を通じて総合的理解を深め、プランニングボードを作成し、プレゼンテーションをすることにより、インテリア空間のデザイン力を身に付けます。

空間デザイン演習(3回生前期)

戶建住宅をテーマとして、住空間デザインの作品を制作します。住まい手の生活に合わせたプランニング、住まいのインテリア計画など、実践的な演習を通じて総合的理解を深め、プランニングボードを作成し、プレゼンテーションすることにより、住空間のデザイン力を身に付けます。

室内環境学実習(3回生後期)

室内環境学で学んだ内容にもとづいてグループごとに課題を設定し、実験器具を用いてさまざまな環境計測をします。実験を通じて環境工学的な知識を経験的に体得することで、身近な室内環境問題に関する有効な改善提案ができることを目指します。さらに学内の環境改善のPBLも実施します。

地域との連携・協働の中から学ぶ

モノ・空間デザイン学生展に参加

毎年5月に世界共通でインテリアデザインを考える「World Interiors Day」として、世界各地でイベントが行われます。日本での「World Interiors Week in JAPAN」の一環として開催される「モノ・空間デザイン学生展」に学生たちが参加し、作品展示とプレゼンテーションを行い、審査員賞を受賞しました。

茅葺き⺠家の保全・活用の活動に参加

教員が会員となっているNPO法人神戶茅葺きネットワークの取り組みである、茅葺き⺠家の保全・活用の活動に学生たちが参加しました。茅葺きの材料であるススキを使った茅の輪づくりや、茅葺き体験のイベントのお手伝いなどを行い、茅葺き現場や茅葺きを生かしたインテリアの見学を行いました。

相楽園ひかりのさんぽ路に参加

毎年8月のおわりに神戶市立相楽園で行われるあかりイベント「ひかりのさんぽ路」に学生たちが参加しました。家政学科学生を中心として約200個の切り絵あかりを制作し、イベント当日に相楽園内の日本庭園に並べて、ロウソクに点灯しました。来場者からは「綺麗ですね!」と言ってもらえました。

『あつまれ!ちびっこ広場2023
Play Wagonがやってくる!』を実施

自然あふれる神戶市立森林植物園で、梶木ゼミ3・4回生が『あつまれ!ちびっこ広場 Play Wagonがやってくる!』を実施しました。家で遊ぶ時間が多くなっているという子どもたちに、丸太を使った遊びや絵本の読み聞かせ、木の実などの秋を見つけるといったイベントでした。ハロウィンイベントでは雰囲気を出す空間作りにも挑戦しました。参加した子どもたちだけでなく、学生たちにとっても素敵な秋の思い出となりました。
※「Play Wagon」とは、遊びの出前のことです

『冒険遊び場づくり
国際フォーラム』に参加

梶木ゼミ3・4回生と、都市デザイン演習履修者が参加しました。このフォーラムは、梶木教授が理事を務める『日本冒険遊び場づくり協会』が主催しており、ドイツにおいて子どもの遊びに関わる専門家や実践者を招いて、国を超えて子どもの「遊び」と「居場所」について考えるものです。会場設営から運営までは、家政学科梶木ゼミの学生が関わり、国際シンポジウムのマネジメントから多くのことを学ぶ機会となりました。

神戶モダン建築祭を見学

卒業研究基礎演習の一環として、家政学科梶木ゼミ3回生が三宮・北野エリアで今年度はじめて開催された「神戶モダン建築祭」の見学へ行きました。普段一般公開されていない貴重な建物や施設に入り見学することができ、学生たちにとって貴重な機会となりました。異人館はもちろんのこと、1980年代には集積がはじまったファッションビルやギャラリーなども見学することができ、現在は使われていない空間から当時の様子を想像しながら、今後のあり方などについて議論するきっかけとなりました。

デザイン学生シンポジウムに参加

日本インテリアデザイナー協会が企画・運営し、大阪デザイン団体連合+日本インテリアプランナー協会関⻄の共催で開催される「デザイン学生シンポジウム」に学生たちが参加しました。学生たちは、「伝統の継承:茅葺きの保全・活用」というテーマで発表し、優秀賞を受賞しました。

家政学科
2024年度新カリキュラム始動
一生、活きる、学びがある。
暮らしを科学・デザインする
「幅広く学びたい」「専門分野をより深く学びたい」など
学生の多様なニーズに応え、2024年度から新カリキュラムに変わります
新カリキュラムの特徴
一人ひとりの主体的な学びを実現する「4つの履修モデル」
11人の専任教員から学ぶ「幅広い専門科目群」
プロフェッショナルを目指す「現場重視の実践的な授業」
被服デザイン科学コース
服の素材からデザイン、快適性、品質管理など幅広く学び、
繊維・アパレル業界に求められる実践力を身につけます
住空間コース
住まいのインテリアを中⼼に、住空間を構成する家具や⼩物からまちづくり、
公園や⾝近な⾃然まで、安⼼で快適な暮らしのための空間づくりを理論と実践の両⽅から幅広く学びます
生活マネジメントコース
家計・家族を中心に地域社会との連携を図りながら、
よりよい生活をマネジメントできるリーダーシップを身につけます。
家庭科教育
教育・生徒を理解するための学び、家庭科の授業を構想・実践できるようにするための学び、
教材・教育内容を理解するための学びを体系的・総合的に学びます。
ゼミ活動紹介

在校生スナップ

CAREER キャリア/資格

キャリアイメージ

  • 住宅/建築関連

  • 繊維/アパレル関連

  • インテリアコーディネーター

  • 中学・高校教諭(家庭科)

  • 食品会社

  • 高齢者福祉施設

  • 金融機関

  • 大学院進学

取得可能な資格・免許

  • 中学校教諭一種免許状(家庭)

  • 高等学校教諭一種免許状(家庭)

  • 商業施設士補

  • 社会調査士 ※2023年入学生まで

  • 図書館司書

  • 学校図書館司書教諭

  • 日本語教員

    ※該当の講座を28単位以上取得後、修了証を発行

就職先一覧

  • 建設・不動産

    住友林業ホームテック株式会社/大和ハウス工業株式会社/昭和住宅株式会社/式会社フナビキ工務店/株式会社三宅工務店(アイフルホーム)/株式会社コラボハウス/積水ハウス不動産中国四国株式会社/伊藤忠アーバンコミュニティ株式会社/株式会社福屋ホールディングス/株式会社サンキョウホーム

  • 製造

    神戸化成株式会社/ニコニコのり株式会社

  • 運輸・通信

    株式会社扶堂

  • 卸売・小売

    株式会社ニトリ/ヒラキ株式会社/株式会社ハニーズホールディングス/株式会社赤ちゃん本舗/株式会社ワークマン/株式会社べべ/株式会社LIXILトータル販売/株式会社三菱電機ライフネットワーク/株式会社サンドラッグ/コーナン商事株式会社/株式会社かあてんや/日本紐釦貿易株式会社/株式会社エフ・ディ・シィ・フレンズ(4℃)

  • 医療

    社会医療法人渡邊高記念会西宮渡辺病院/高槻やまもとクリニック

  • 飲食・宿泊

    タリーズコーヒージャパン株式会社

  • 中学校【本採用】

    兵庫県教育委員会/大阪市教育委員会/川崎市教育委員会

  • 高等学校【本採用】

    神戸市教育委員会/和歌山県教育委員会

  • 大学【本採用】

    学校法人行吉学園 神戸女子大学/学校法人 福井仁愛学園

  • サービス

    神戸設計ルーム株式会社/新生コベルコリース株式会社/株式会社キタムラ/株式会社阪技/株式会社トリート

キャリア・教職

CLASS 授業

住生活文化論

先史時代の住まいから近代住宅まで、我々の先祖はいかに住まいのなかに寝・食の空間を取り込んでいったか。そして生業に応じた住まいのかたちはどうして家族の専用住宅へと変化していったかを、現在の住まいとの距離感を計りながら学んでいきます。

  • 生活経営学

    家族関係と生活経済に関する基礎的内容を理解することを目的とする科目である。
    社会とのかかわり中で、生活をマネジメントするというのはどういうことかを考えていく。具体的には、家族・家庭や個人のあり方、生活経済のしくみ、さらにリスクや生活保障に関する内容を学習することから、生活経営の課題について解説する。

  • 基礎アパレル造形演習

    被服の名称やデザインなどを理解し、基本的な知識や技術を身につけます。パターンの作成をふまえ、展開についても学びます。実習としてスカートを制作し、実践力を身につけます。

  • 被服科学実験

    生活材料学、繊維材料学、被服管理学など、机上で学んだ知識や理論を、実験を通して体験し、より深い学びを得る。実験は基本的には4〜6名程度のグループで進める。加えてレポートの書き方も修得できる。

  • 社会調査法

    アンケートやインタビューなどの様々な社会調査の種類や実例、企画、仮説の設定、質問項目の作成、実施方法の検討、収集したデータの整理・分析といった調査の一連のプロセスなどについて学びます。

  • テキスタイルCAD演習

    アパレルデザインソフトを使って、織物や編物の設計、プリント柄のデザインなどをします。デザインした生地を、衣服やバッグなどにマッピングし、製品イメージを確認します。

  • 人間生活工学演習

    衣・食・住を総合的に考え、健康的なライフスタイルを考える上で人体の機能を理解することは重要です。そこで、生活行動を生理学的・人間工学的実験を通して総合的に理解する科目です。

  • インテリアデザイン実習

    循環型社会に向けて既存建物のリノベーションによるストック活用が求められています。この授業では、既存建物を題材として店舗のインテリアをデザインし、図面とイメージパースを作成してプレゼンテーションします。

  • 家庭科指導法 Ⅱ

    中学校・高等学校の家庭科教員免許を取得するための科目。家庭科の目標、学習内容、指導方法、評価を学習し、教材の選定と教具の自作や模擬授業で授業実践能力を高めるなど、4回生の教育実習に備えます。

  • 基礎調理学実習

    基本的な調理技術を習得し、食品の調理性を理解します。日本料理、西洋料理、中国料理の様式別に実習を行い、各国の食文化についても学びます。また食品の安全性や衛生管理の重要性を理解し、実践します。

  • 都市デザイン実習

    都市の課題(例:安全なまちづくり)を具体的に取り上げ、その問題の構造をグループで討議しながら明らかにし、研究方法の検討、調査・実験・実習の実施、結果分析・考察、プレゼンテーション、研究レポートをまとめるといった一連の流れに従い取り組みます。これからの時代の都市のあり方や使い方を考え、そこに暮らす人々の生活を魅力あるものにするための実践を積み重ねていきます。

  • 家政学を学ぶ

    家政学を多角的・総合的に理解するための導入として1回生前期に開講。家政学科全教員によるゼミ形式で行います。これから学んでいく専門科目の魅力を知り、自らが研究を深めたい専門領域を考える絶好の機会となります。

  • フィールドワーク

    「フィールド」として選択した場所に行き、テーマに即した体験や聞き取り、調査・研究活動を行なう。班ごとに、その年の「フィールド」を設定し、関連する資料を分析し、企業や美術館・工房等の施設の訪問・見学し、聞き取りなどを行う。そして、分析成果をまとめ、発表し、意見交換を行う。この授業を通して、家政学に関連する実践的な取り組みを企業や諸施設で実感し、テーマに対して班で協働しながら調査・研究、制作や実践活動ができるようになる。

PICK UP SEMINAR ピックアップゼミ

大森ゼミ

誰もが安全・快適な生活を科学する

誰もが安全・快適な暮らしを実践するためには、そこで暮らす人の機能特性を理解し諸環境との相互関係を明らかにすることが大切です。そこで、人の機能特性と環境性能を総合的に考慮したデザインを提案するための実験研究を行っています。

十一ゼミ

「ものづくり」の必要性から衣服に関する知識を

衣服を着装し、快適に過ごすには、体型に合ったパターン作成が大切です。デザイン・パターン作成・ 生地の選択など制作工程を含め、理論にもとづき段階的に理解します。知識と技術力を活かし、ワンステップ上を目指します。

中西ゼミ

オリジナルの衣服を創り出す

布柄や衣服のデザイン、パターンメーキング、ニットや合成皮革など特殊素材の縫製や、刺繍やリボンなどの装飾技法などにも取り組みます。デコリメイクコンテストにも参加し、卒業研究では各自がテーマを見つけて衣服を制作し、卒業研究発表会と同日に作品展も行っています。

山根ゼミ

持続可能(サステナブル)な材料を模索する

セルロース(綿や木の成分なのでサステナブル)を対象にして、将来の生活材料のあるべき姿を模索しています。具体的には、合成プラスチックの代わりができるのか,コットンを超えるような繊維ができるのか、などを研究中。食べられるおいしいセルロースはできました。

梶木ゼミ

「暮らす」を楽しむ住まいのあり方

「人がいきいきと暮らすことのできる住環境」を目指し、インテリア空間からまちづくりまで生活に密着した研究をしています。地域活動団体や行政、企業などに協力を呼びかけ、「考える、行動する、振り返る」を繰り返し、実践力を育てていきます。

砂本ゼミ

住まいや都市の成り立ちを解明する

私たちの生活をとりまく住生活文化学を研究テーマとしています。身近な住まいから街のあり方まで、住まいとかかわりのある「場のしくみ」の解明を目指しています。普段過ごす生活空間や都市空間がどのような成り立ちであるのかを深く知り、これを使いこなす力を身につけます。

田中(栄)ゼミ

インテリア、家具から身近な自然までを幅広く学ぶ

人間生活の基本となる住まいの建築、インテリア、庭園などの具体的な事例を研究します。特に須磨周辺をフィールドとした「須磨の住まい研究(通称:すますま研究)」を学生たちと継続的に行いたいと考えています。フィールド調査や地域連携活動など、学外での活動も積極的に行います。

大淵ゼミ

家族・文化・ジェンダーについて探究する

現代社会におけるポップカルチャーそのものや、ポップカルチャーを通して家族やジェンダーを社会学的な視点から研究します。

ガンガゼミ

生活経済に関わる課題に取り組みます。

主に、総務省統計局「家計調査」等の統計資料を用いて、家計の消費行動や貯蓄行動に関して、原因となること(所得・価格、女性の就労、小家族化など)とその結果(消費や貯蓄額)との関係を分析していきます。このような分析をコンピュータ上で行います。また、Webサイトより外国の統計データを収集し、国際比較を行うことも可能です。

貝増ゼミ

環境などの課題解決に向けたアプローチを学ぶ

社会における地域の課題や廃棄物(ごみ)やエネルギー、気候変動などの環境問題や国際協力について多面的に分析して、解決できる提案を一緒に考えていきます。ゼミでは、論理的思考やデザイン思考などを取り入れていくことで企画力が身につき、コミュニティ、行政、企業との連携などを図ることで実践的な力が身につくことを目指します。

CURRICULUM カリキュラム

家政学科の4年間

2024年4月入学生対象カリキュラム
拡大して見る

2023年4月入学生のものです。科目名や開講時期は変更になる場合があります。
衣生活文化論は被服デザイン科学コース必修、住生活文化論と住居計画学(製図を含む)は住空間コース必修