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神戸女子短期大学紀要「論攷」

神戸女子短期大学紀要「論攷」は、神戸女子短期大学における学術研究活動の成果を広く世の中に公表することを目的とした学術出版物です。

最近の情報通信技術の発展に伴い、より多くの研究者に神戸女子短期大学の研究成果を知って頂くため、2002年からはインターネットを利用した電子出版を開始いたしました。


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論攷 第52号

種類 題名 PDFファイル
報文 コンピュータ基礎教育の今日と明日 [PDF:1,034KB]
Utterrance Reformulation in “Larrry King Live,” an American Talk Show: Suggestions for Enhancing English Language Learners’ Speaking Skill [PDF:275KB]
「男女共同参画社会基本法」施行後の子育て家族 [PDF:1,119KB]
バルサミコ酢飲料摂取時の血液流動性に及ぼす影響 [PDF:1,038KB]
資料 栄養学実習Ⅱにおける食育導入の一考察 [PDF:991KB]
神戸女子短期大学アトリウム計画案 [PDF:517KB]
介護予防のためのケアプラン用紙作成の試みと検討 [PDF:904KB]
平成以降の小学校国語教科書における短歌教材について(1) [PDF:716KB]
平成以降の小学校国語教科書における短歌教材について(2) [PDF:828KB]
ノート 女子大生に対する禁煙教育の取り組みについて [PDF:8677KB]

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<報文> コンピュータ基礎教育の今日と明日

浅木森 和夫、松井 由佳子、田中 真由美、平田 眞弓、康 敏


要旨

2006年は、はじめて新学習指導要領に基づいて教育を受けた学生が入学する年であった。新学習指導要領では、それまで高等教育機関が注目し、実施してきたコンピュータリテラシー教育を、パソコン・インターネットの爆発的な普及を通して形成されてきた情報社会の到来を背景に、高等学校において新教科「情報」を導入し、必修として実施することが盛り込まれた。そして、2006年、教科「情報」を履修した生徒が大学に入学してきた。そのため、多くの高等教育機関では、この年大幅な情報処理教育の変革が求められると考えていた。この小論においては、高等教育機関における情報処理教育の2006年問題をどのように捕らえることができるか、神戸女子短期大学におけるこれまでの調査をもとに論ずる。

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<報文>
Utterrance Reformulation in “Larrry King Live,” an American Talk Show: Suggestions for Enhancing English Language Learners’ Speaking Skill

岩中 貴裕


要旨

The present study aims to investigate how reformulation is employed by native speakers of English in “Larry King Live,” an American talk show, and to obtain suggestions for teaching reformulation in English class. For this purpose, a corpus of 2,400,000 English words was made and 508 reformulation samples were obtained. Next, an analysis was given to show the relationship between original utterances and reformulated ones. The result of the analysis shows that reformulation in the talk show falls into two categories : reformulation based on linguistic resources and reformulation based on inference. The former consists of two subcategories : concept level reformulation and predicate/argument structure level reformulation. It follows that there are three levels of reformulation : concept level reformulation, predicate/argument structure level reformulation, and inference level reformulation. It is finally argued that English teachers should be acquainted with these three levels of reformulation and that they should be presented systematically in class according to the learners’ proficiency.

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<報文> 「男女共同参画社会基本法」施行後の子育て家族

中川 伸子、仁平 章子


要旨

平成11(1999)年に「男女共同参画社会基本法」が施行された。その具体的な施策の一つとして、「少子化」対策の制度が整備されているが、その浸透は遅く、日本の出生率は依然低いままである。結婚後の夫婦が複数の子どもを持ちたいと思いながらも、出生率に顕著な回復が見られない理由を多方面から探るため、実際に子育てをしている家族を対象に実態調査を行った。それらの調査において、子育て家族の問題点を明らかにし、本当に必要とされている制度がどのようなものかを割り出し、現行制度の難点を見出したいと考えた。本稿は、今後企業社会に提言をしていくための序論でもある。

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<報文> バルサミコ酢飲料摂取時の血液流動性に及ぼす影響

岡田 祐季、高塚 理之、山口 康代、西出 緑、森下 美香
松本 衣代、橋本 弘子、鈴木 雅博、梶原 苗美


要旨

バルサミコ酢はブドウを原料とするイタリアの高級ヴィネガーで健康酢としても知られている。バルサミコ酢は製造方法が血流改善効果の報告されている黒酢に類似しており、ポリフェノールは黒酢の3倍含まれているため、バルサミコ酢にも同様の効果が期待できるのではないかと考え、飲用として市販されているバルサミコ酢を用いてその血液流動性亢進効果を調べてみることにした。バルサミコ酢摂取時の、皮下微小血管の血液流動性観察を、非観血的手法(レーザードップラー血流画像化装置)により行ったところ血液流動性亢進傾向が観察された。

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<資料> 栄養学実習Ⅱにおける食育導入の一考察

西川 貴子、森下 敏子、中尾 美千代、今本 美幸


要旨

食物栄養学科のカリキュラムの一つである「栄養学実習Ⅱ」の授業に、食育の項目を導入し、子どもの料理教室を実施した。その結果、学生の食育に対する認識が変容し、実際に子どもと触れる調理実習の意義が認められた。

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<資料> 神戸女子短期大学アトリウム計画案

本保 弘子


要旨

神戸女子短期大学の既存のA館とB館の問にアトリウムを増築する計画案を示した。これは、女子学生にとって居心地のよい自由な利用ができる居場所空間の創出を提案するものである。

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<資料> 介護予防のためのケアプラン用紙作成の試みと検討

黒田 しづえ


要旨

開始から5年を経た、介護保険の初めての改正が行われたが、改正に先立って軽度の利用者への重度化予防の観点から、ケアプラン立案者はもとより協働する他の専門職にも共通に使用・理解の可能なシートの必要性を認識していた。そのための経過と実際の試用を通して、本シートの開発と今後の課題を検証する。

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<資料> 平成以降の小学校国語教科書における短歌教材について(1)

入江 昌明


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<資料> 平成以降の小学校国語教科書における短歌教材について(2)

入江 昌明


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<ノート> 女子大生に対する禁煙教育の取り組みについて

今本 美幸、森下 敏子


要旨

本学食物栄養学科における禁煙教育は開始以来10年目になる。食物栄養学料の学生に対して現在の喫煙状況を調査し、学生自身の受動喫煙、特に母親の影響について調査した。学生自身の喫煙率は2%と低かったが、母親が喫煙する学生は、煙が気にならない、目の前で喫煙されても止めてほしいと言いにくい傾向が見られた。また、女性は喫煙すべきではないと答えた学生が有意に少なく、最も身近である母親が喫煙する場合は、学生が禁煙には消極的であることが示唆された。

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