神戸女子大学では、「教職課程」を設けています。
当サイトは、教職課程を履修・教員免許状取得をして教員を志望する学生を対象に、教職に関係する様々な情報を発信していくために開設しました。
教職関係のガイダンス情報や教員採用試験対策の情報など、学内の掲示とともに情報の収集に役立ててください。
2007年4月1日に学園教職支援センターを開設いたしました。
学園教職支援センターは2006年7月11日付けの中央教育審議会答申「今後の教員養成・免許制度の在り方について」で謳われている中の、特に「教職課程の質的水準の向上」を主眼に置き、神戸女子大学の在学生の約半数に及ぶ教員免許状取得希望者への支援を目指しています。
学園教職支援センターでは、過去の教員採用試験の問題や教科書、指導書さらにインターネットを利用した検索が自由にできるスペースを設けています。さらに、教育実習やスクールサポーター、教員免許状申請、教職課程の履修相談、教員採用試験対策等をサポートする事務部門も併設し、在学中の教職に係わる事項を全面的に支援して行きます。また、卒業生とのネットワークを構築することも視野に入れその準備を進めています。
在学生はもとより、卒業生の方もお気軽にお立ち寄りください。場所は須磨キャンパスA館4階です。
〒654-8585
神戸市須磨区東須磨青山2-1
神戸女子大学 教職支援センター
TEL:078-737-2285/078-737-4046
FAX:078-731-6298
E-mail:ygkyoshoku@yg.kobe-wu.ac.jp
業務時間:平日9時~17時30分
2021年2月12日・金曜日、須磨キャンパスM館 M206教室からの配信で、Zoomでのオンライン形式による通算第9回目の教職課程研修会を開催しました。配信会場での参加者約20名を含めて大学・短大合計113名の教職員が参加しました。
【趣旨】
「複数の学科間・大学間の共同による教職課程の実施体制」と「教職課程の質保証・全学の教職課程を統括する組織の設置義務化」が法令で定められることになります。これまで不可能であった「教科専門」科目や 一部不可能であった「教職専門科目」が学科間で共通に開設できるように、また専任教員の共有化なども可能とする方向でまとめられています。さらに神女大の教職支援センターのような全学的に教職課程を統括運営する組織の設置も 義務化されることから、これから求められる教職課程の運営とセンターの役割について、考える一助としたいと思います。神女大にも大いに関係する内容でもあることから今回の研修会のテーマとして設定しました。
はじめに、司会の山田 史子教職支援センター課長による研修会の趣旨説明の後、開会にあたって三宅 茂夫神戸女子大学・神戸女子短期大学 教職支援センター長から挨拶がありました。
多畑 寿城学園教職支援センター長からは、中央教育審議会教職課程の質保証のためのガイドライン検討会議から出された「教職課程の自己点検・評価及び全学的に教職課程を実施する組織に関するガイドライン(案)」に基づいて、解説がありました。
つづいて、三宅 茂夫センター長から「全私教協による教職課程の質保証に関する実地調査から見えてきたこと」と題して、教職課程の自己点検・評価の義務化や全学の教職課程を統括する組織の設置義務化の背景、評価の観点などについて、 神女大が受けた全私教協による質保証に関する実地調査の内容を踏まえて解説し、神女大の課題についても明らかにしました。
最後に榎元 十三男副センター長より、2020年度実施の教員採用試験の結果概要と教員採用試験を取り巻く状況について報告がありました。特に2020年度は過去最高の合格者数となったことやコロナ禍における学生支援の在り方について説明がありました。
教員養成や免許制度を取り巻く環境は大きな転換期を迎えており、今後も同様の研修会を定期的に開催し、教職課程・教員養成に関する最新の動向等を集約して共有を図るとともに、教職課程の質の保証及び向上に向け全学的に取り組んでまいります。