催し案内
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講演会「文化の世紀」
平成13年10月
開催趣意書
神戸女子大学大学院昼夜開講制実施
同古典芸能研究センター開設
記念行事開催趣意書
神戸女子大学では、本学園創設の地、三宮に設けられた神戸女子大学教育センターを拠点として、本年四月より大学院文学研究科に昼夜開講制を導入し、また同時に古典芸能研究センターを開設しました。
前者は、主として社会人女性を対象にした研究者養成や高度専門職業人養成、さらには高度な教養の習得や新たな文化的価値の創造などを目的とする、社会で活躍する女性に開かれた大学院を目指しています。
後者は、従来本学図書館に既設の、能楽資料室・近世芸能資料室・民俗芸能資料室を統合し、古典芸能に関する調査・研究、ならびに社会への学的貢献を目的としています。それぞれの分野はもちろん、より総合的な研究ができる環境を目指し、所蔵の資料は誰でも利用することができます。
神戸女子大学教育センターは、国際都市神戸の中心部に位置しており、伝統的・国際的文化の教育・研究拠点として、さらには未来に向けた新たな学術・文化の発信基地として社会に貢献することを目的としています。大学院昼夜開講制と古典芸能研究センターはその第一歩と考えています。
以上の趣意を社会に広く伝え、その積極的活用を期待して、本年十月に講演会や学術公開講座・展示会などの記念行事の開催を予定しています。このような本学の姿勢をご理解いただき、多くの方々のご参加をお勧めするとともに、併せて今後とものご助言、ご支援をお願い申し上げます。
平成十三年八月
神戸女子大学大学院文学研究科長 今井修平
同古典芸能研究センター長 伊藤正義
プログラム
10月14日(日曜日)記念講演
- 「古典芸能研究センターの意義」
古典芸能研究センター長/神戸女子大学大学院教授 伊藤正義 - 「日本文化と古典」
講師 山崎正和氏(東亜大学長、大阪大学名誉教授、劇作家) - 「絵にみる能・狂言の世界」
講師 大谷節子氏(神戸女子大学助教授)
10月21日(日曜日) 大学院学術講演
- 「古代の律令国家と近代国家」
講師 長山泰孝氏(神戸女子大学大学院教授) - 「近代作家の苦悩 ―芥川龍之介の晩年」
講師 濱川勝彦氏(神戸女子大学大学院教授)
10月28日(日曜日) 現代詩文庫開設記念講演
- 「いのちの願い・ことばの望み ―管江真澄に詩の未来を読む」
講師 安永稔和氏(詩人、神戸松蔭女子学院大学教授) - ピアノ演奏
田中敬子氏(神戸女子大学助教授) - 詩の朗読「兵庫の詩人を読む」
今村欽史氏(詩人)・神田さよ氏(詩人)・由良佐知子氏(詩人)
同時開催 古典芸能研究センター展示
- 稀本展示(『沢庵和尚筆山姥曲舞』『能狂言絵巻』『扇面絵巻』など →「稀本展示」目録へ
- 版木摺刷実演(檜書店寄贈謡本の版木による)
- 写真展「阪神・兵庫の祭礼行事」 →写真展目録へ