所蔵資料

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センターの特殊コレクション

古典芸能研究センターが所蔵する資料は、和本・洋装本・雑誌・図録・上演パンフレット・視聴覚資料・写真などで、以下のような特殊コレクションがあります。

中世芸能資料

橘文庫
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平成6年3月、本学に寄贈された橘文庫は、古典芸能研究センターの前身「能楽資料室」設立のきっかけとなったコレクションです。能楽関係の洋装本と雑誌を中心とするこの文庫は、大阪能楽観賞会事務局長 故橘豊秋氏の旧蔵書と観賞会旧蔵の書籍や資料で構成されています。大阪能楽観賞会は、能楽の理解と普及のためさまざまな活動を続けていた組織です。橘氏は、いずれ関西に専門の研究機関が設立されることを念願し、尽力されていました。そのため、橘文庫には、入門書から専門的な研究や技法、美術や歴史など周辺分野までの幅広い資料が揃っています

吉田文庫

平成12年10月、近江長浜の旧家吉田家より、江戸期写上掛五百番謡本・謡名寄・塩小路光貫写仕舞附などの寄贈を受け、吉田文庫と名付けました。

檜書店旧蔵版木

平成13年8月、謡本の専門書店である檜書店から、京都の店に所蔵されて、明治まで実際に使われていた観世流と金剛流の謡本・小謡本などの版木の寄贈を受けました。この版木から、幕末・明治期の謡本の出版状況を知ることが可能です。版木とそれを反転させた画像は、「檜書店旧蔵版木データベース」で閲覧できます。

伊藤正義文庫

平成22年3月、センター所蔵となった伊藤正義文庫は、初代古典芸能研究センター長 故伊藤正義本学名誉教授の旧蔵書です。能楽研究および中世文学の研究者であった旧蔵者が収集した書籍と資料は、謡と能の世界を、文献学に基づいて読み解くその研究姿勢を反映して、能楽関連の資料だけではなく、能楽の周縁にある中世の文学・歴史・思想などの資料にも及びます。また、膨大な数の能狂言番組は、「古典芸能研究センター能番組データベース」で閲覧できます。

近世芸能資料

かしら文庫

平成24年6月、センターに寄贈されたかしら文庫は、人形芸能史研究所所長 加納克己氏が収集した日本各地の人形浄瑠璃や人形の頭に関する資料群です。加納氏による人形頭台帳、人形に関わる文献の複写資料など、その資料は多岐にわたります。

志水文庫

平成24年9月、センター所蔵となった志水文庫は、故信多純一本学名誉教授の旧蔵書です。近世演劇および近世文学の研究者である旧蔵者が収集した書籍は、浄瑠璃・歌舞伎などの近世演劇関連書だけではなく、狂歌本・狂歌短冊をはじめとした近世文学関連書、仏書・神道仏教版画などにいたります。和本はもちろん、洋装本、雑誌、図録などの寄贈を受けたことで、センター蔵書の内、近世芸能関連資料の中核となっています。

民俗芸能資料

喜多文庫
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平成4年、本学に寄贈された喜多文庫は、民俗芸能研究家 故喜多慶治氏の長年にわたる調査資料群です。その内訳は、昭和30年代から50年代まで、本州・四国・九州のほぼ全域で調査した芸能のスライド、カラーネガと白黒ネガ、現像された写真、さらに喜多氏による調査記録のノートなどからなります。写真並びに調査記録ノートは、「喜多文庫民俗芸能資料データベース」で閲覧できます。

沖縄祭祀資料
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平成14年、沖縄祭祀研究会(甲南大学地域文化研究会内、沖縄祭祀に関する研究会)から、調査資料の寄贈を受けました。その内訳は、昭和53年から平成10年までの記録で、収録祭祀は28種類33件に及びます。地域は、北は伊平屋島、南は波照間島、西は西表島と、広範囲にわたります。これらの記録は、「沖縄祭祀資料データベース」で閲覧できます。

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