神戸女子短期大学は、建学の精神に基づき、自立心に富み、対話力と創造性にすぐれ、人類社会の発展に貢献する女性を育成しています。
総合生活学科は、生活の基盤となる衣、食、住、情報、ビジネス、コミュニケーション分野における諸現象や諸問題を教育研究の対象とし、生活に関わる種々の課題を自らの目線で能動的に捉え、本学科で学んだ講義・演習・実習等を通して、より高い次元で自発的に問題解決を図ろうとする意欲と実践力を身に付けた人材を養成することを目的とします。
総合生活学科では、生活の基盤となる衣、食、住、情報などの中核的な科目群と、生活全般にわたる選択科目を履修できるように配慮しています。多様な分野の科目を総合的に、また学際的に学ぶことにより、本学科で身に付けた学修成果を基に豊かな生き方の可能性を広げ、的確な判断力や実践力を兼ね備えた人材の育成を目標とします。
食物栄養学科は、「人間性豊かな食と健康のクリエーション」をスローガンに、時代が求める「食」のスペシャリストの育成を目指します。そのため、食と健康に関わる諸問題について系統的な研究と教育を行い、健康な生活を送るために必要とされる幅広い知識と深い専門性を有する、社会にとって有為な自立した女性の育成を目的とします。
私たちの食生活は、ライフスタイルの多様化によって大きく変化してきました。その中で、『食』を大切にする心やこれまでの日本の食文化が失われつつあります。栄養の偏り、不規則な食事、食に関する誤った知識といった様々な問題が生じており、食育などを通して健全な食生活を取り戻す必要があります。
食物栄養学科は、「社会生活と健康のあり方」「人体の働きと病気の成り立ち」「食品の衛生と安全」「様々な疾病の予防や食事による改善」「社会生活に根ざした栄養指導」「集団への給食の提供と管理」の6領域の学習に加えて、さらに創造性や対話力を養成する教育プログラムを取り入れ、栄養士の資格を活かして社会に貢献できる人材を育成することを目標としています。
幼児教育学科は、人間の成長や発達、また保育・教育の方法についての理解や専門性を深めるための教育研究を行うとともに、子どもへの愛情にあふれ、職場の人々や子どもの保護者さらに地域社会と豊かに交わるための高いコミュニケーション力を持った保育者として、社会に貢献できる人材の養成を目的とします。
保育の現場は、常に社会状況や時代背景と深く関わっています。少子化・高齢化・グローバル化・情報化が著しい現代において、学科の目的を現実のものとするには、時代に応じた目標設定が必要とされます。その際、就職した保育・教育現場で、時代の変化に応じて柔軟に保育・教育内容を構築できる創造力をどう養うか、また時代を超えて普遍的な資質とは何かといったことの研究も必要になります。幼児教育学科では、前身である初等教育学科以来の永い伝統と経験をもとに研究・検討を加えて、保育者としての高い専門性を身に付け、次世代の子どもの育成に貢献できる人材の育成を目標とします。