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総合生活学科のNews詳細

2009年1月20日
学園広報 濱村

日本茶インストラクターが臨時講師として来学

お茶は、過去に人気が出て品薄となり粗製濫造で品質の低下を招いたり、特権階級に依存した販売システムの破綻など様々な危機に直面しましたが、その都度それらを乗り越えて今日があることや生産者・販売者がお茶に誇りを持ち、消費者は偏った情報に惑わされず、お互いに信頼関係を築くことが重要です。

お茶は約1,200年という歴史を経て栽培・生産が続いており、その間、製法や喫茶法が工夫改善されてきました。また、日本の文化や生活習慣と密接に関わりを持ち続ける稀有な作物でもあります。

お茶の役割に『もてなしの心』がありますが、相手を想い、茶を選び、器を選び、おいしく淹れる工夫をします。客はそのことに感謝して、お茶をいただく。この点にお茶には単なる飲み物ではない特異性があります。

講義の後、実際に煎茶・玉露を試飲させていただき、その違いを実感。お茶に含まれるカテキン・カフェイン・アミノ酸の多少による渋味や苦味・甘味・旨みを飲み比べてみました。

お茶の楽しみ方は各人各様で、茶葉の量、お湯の量・温度・浸す時間を調節して、「自分の好みに合った淹れ方をすればよい」とのことです。

高価なお茶が必ずしも自分の好みに合うとは限りません。
TPOに合わせて自分好みのお茶を見つけることで、大いに楽しみましょう。

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