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2017年2月17日
学園広報

10年目を迎えた小大連携食育プログラム「『まごはやさしい』を作って食べよう」開催

小大連携食育プログラムの様子完成した「まごはやさしい」のメニュー 小大連携食育プログラムの様子調理方法を説明する学生 小大連携食育プログラムの様子調理実習の様子 小大連携食育プログラムの様子西川 貴子教授と平野 直美教授と食物栄養学科の学生で記念写真

2017年2月14日・火曜日〜2月17日・金曜日の4日間、神戸市立こうべ小学校の5年生4クラス約130名を対象に小大連携食育プログラム「『まごはやさしい』を作って食べよう」をテーマとした調理実習をポートアイランドキャンパスの調理実習室で行いました。

このプログラムは、神女短大・食物栄養学科の西川 貴子教授が中心になって、児童への食育・健康教育を目標として行い、2007年度に開始し2016年度で10年目を迎えました。

この調理実習では、テーマのように、「ま(豆類)ご(ごま)は(わかめ・海藻類)や(野菜)さ(魚)し(しいたけ・きのこ類)い(いも類)」の食材を全部使った、「一汁二菜+デザート」の次のメニューを作りました。

  • 〈主食〉えんどう豆ごはん
  • 〈主菜〉ブリ大根
  • 〈副菜〉ほうれん草とエノキダケのごま和え
  • 〈汁〉わかめとサツマイモのみそ汁
  • 〈デザート〉きな粉あめ

このプログラムは、10年前から、子どもたちに和食の伝統を伝えることも大きな目的にしてきました。2013年に「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録されたこともあり、和食の栄養的に優れた点や健康によい点、季節感を大事にしていることなど和食のすばらしさをしっかり伝えました。

今回の調理実習に先立ち、食物栄養学科の平野 直美教授が小学校に出向き「『病気』を防ぎ『元気』を育てる食育」をテーマにした授業を行いました。調理実習は、まず、その復習から始まりました。

栄養教諭資格取得をめざす食物栄養学科の2年生の学生4名が交替で調理方法、安全に関する注意事項を説明し、食物栄養学科の1年生が、調理台ごとに8班に分かれて調理のサポートを行いました。学生たちは、小学生が積極的に楽しんで調理できるように細心の注意を払って見守り、アドバイスを行いました。

全部のグループが無事、予定通りの時間内で調理を終了しみんなで楽しく試食をしました。試食後に審査員として配置された学生が担当のグループの評価をして、友達との協力が素晴らしかったことや料理が美味しくできたことなどの感想を述べました。

神戸市立こうべ小学校5年生の担任の先生方や栄養教諭の先生からも、調理実習の様子、料理の出来栄え等の感想や評価を述べていただき、とても和気あいあいと楽しく盛り上がった雰囲気での試食となりました。

このプログラムに参加した栄養教諭を目指す学生にとっては、児童を指導するという貴重な体験が、大いに勉強になりました。本格的な和食を初めて作った小学生にも和食に対する関心をもつきっかけになり、思い出に残る調理実習となったのではないでしょうか。

当日のアルバム


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