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2008年8月23日
学園広報 橘
第2回「こうべ朝食メニューコンテスト」開催
この催しは、「こうべ朝食メニューコンテストプロジェクト会議」(構成:こうべ食育推進会議委員、神戸市)が主催し、2007年から開催されており、今年は第2回目となります。
会場となったポートアイランドキャンパスA館9階の調理実習室には、利用者に合わせて高さが調節できる昇降式の調理台が設置されており、その威力を発揮して、子ども達に安全に安心して自慢の腕を振るってもらうことができました。
このコンテストは、朝食欠食者の減少を図ることを目的に、神戸市内在住の小学生を対象として、募集が行われています。
今回のメニューでは、最近問題となっている「野菜不足」を改善するため、サラダやスープがメニューに多く取り入れられていました。
時間が無い時や高齢者でも食べやすいような調理の工夫や、現在、特に健康維持のため問題視されている、「メタボリックシンドローム」の予防や改善にも効果があり、日本人である私達の身体に合っている「和食」を取り入れたり、給食などでも積極的に食材として活用されている神戸の特産品「いかなご」を使ったメニューもありました。
また、国際都市神戸を反映するように、「チヂミ」やロシア料理を取り入れたメニューが登場するなど、子ども達の「食」への関心と意識の高さに、審査委員の皆様も驚かれていました。
調理作品の試食審査の後は、子ども達がメニューを考案した理由や特徴などをアピール。
会場には、「家族みんなが元気になってほしい」という子ども達の家族に対する愛情や思いのこもったメッセージが響き、コンテストは終了しました。
この催しは、2007年3月に策定された「神戸市食育推進計画」に基づき、「子どもを中心に家庭や地域社会への食育浸透」を目指す神戸市独自の効果的推進計画の一環として、朝食欠食者を減らすことを目的に開催されています。
このコンテストを通して、1日の始まりとなる「朝食」の重要性について、子ども達が考えるきっかけとなり、家族と共に話しあう機会になることを願っています。
さて、来年のコンテストではどんなメニューが飛び出すのでしょうか。
今から楽しみです。
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