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企画展 「疫病を鎮める ―京都のやすらい祭(喜多文庫所蔵資料展5)―」
2020年10月5日(月)~2020年12月25日(金)
土・日・祝日休室
開室時間:午前10:00~午後5:00
・風邪のような症状がある方、発熱のある方、感染の疑いがある人が身近におられる方は入室できません。
・入室の際はマスクの着用と手指のアルコール消毒をお願いします。マスクのない方は入室できません。
・入室中の会話は最小限にして下さい。
・混雑を避けるため入室を制限させていただく場合があります。
・今後の状況により、やむを得ず閉室とする場合がございます。最新情報はホームページでお知らせいたしますが、念のため事前にお問い合わせください。
古典芸能研究センターでは、10月12日より「疫病と社会―風俗・歴史・文学・芸能―」と題した特別講座全5回を開催します。今回の企画展は、講座の内容にあわせた展示となります。
平安時代、都で流行した疫病を鎮めるために京都の紫野で御霊会が行われ、疫神を祀る今宮神社が創建されました。その今宮神社がある紫野や上賀茂地区に今も伝わる「やすらい祭(やすらい花)」は、春の花の時期に飛び散るといわれる疫神を鎮めるための祭です。現在、今宮やすらい会,上賀茂やすらい踊保存会,川上やすらい踊保存会,玄武やすらい踊保存会により伝承されており、今宮・川上・玄武は4月10日、上賀茂は5月15日に「やすらい祭」が行われています。
日本各地で民俗芸能の詳細なフィールドワークをおこなった喜多慶治は、「やすらい祭」の調査も行っており、喜多文庫には昭和35年・36年・39年・41年・55年に撮影した写真があります。この写真を中心に、謡曲「夜須良為」(明治期に今宮神社神官の佐々木樗一郎作)の版木や写本などを展示します。