催し案内
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播磨の民俗芸能点描―民俗学者西谷勝也氏の写真―
2016年11月7日(月)~2017年1月20日(金)
土・日・祝日休室
開室時間:午前10:00~午後5:00
2016年、古典芸能研究センターは、兵庫県の民俗学者西谷勝也氏(1906-1969)の遺された写真ならびに調査資料の寄託を受けました。そこでその寄託披露として、11月26日開催の研究集会「伝統と現代をつなぐもの―民俗芸能と古典芸能」にあわせて、写真展を行います。
昭和10年代から40年代半ばまで(昭和20年前後は除く)の、主に兵庫県における民俗行事・民俗芸能を撮った西谷氏の写真は、デジタル化が済んだものが6,000点余りあります。そこには、もうすでに見ることができなくなった行事が、芸能が、そして風景が写し出されています。センターには既に喜多慶治氏による民俗芸能の写真(喜多文庫)がありますが、西谷氏の写真は、喜多文庫の資料より少し古い時期のものが大半です。また、その興味関心を示した方向も異なっています。西谷氏の資料は、喜多文庫による民俗芸能資料データベースを補完するだけでなく、両者の比較により民俗芸能・民俗行事の研究に新たな視座を与える可能性が出てくるでしょう。なお、展示の題を「播磨の」としましたが、展示準備の途中で、丹波・備前の民俗芸能も含めた構成に変更をしました。