催し案内
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企画展「来迎の姿―練供養と来迎図」
2015年5月11日~6月26日
土・日・祝日休室
開室時間:午前10:00~午後5:00
「来迎」とは、人が死ぬときに、西方極楽浄土へと迎えいれるために、阿弥陀如来が観世音菩薩や勢至菩薩などを伴い現れることをいいます。この来迎の様子を絵画に描いたのが「来迎図」、よりわかりやすく示すため、人が菩薩に扮して来迎の様を演じるのが「練供養」です。練供養を行う寺院は全国にありますが、その様子は寺院によって少しずつ異なります。
本学所蔵の喜多文庫には、民俗芸能研究家 喜多慶治氏が調査した複数の寺院の練供養の写真があり、そこには、現在休止中の矢田寺(奈良県)練供養の写真もあります。また、古典芸能研究センターでは、この文庫の補完のため、民俗芸能調査を継続しており、その一環で、喜多氏未調査地も含めた練供養の調査・撮影も行ってきました。今回は、喜多文庫および新たにセンターで収集した調査記録から計8箇所の練供養の様子をパネルで展示します。あわせて、絵画による来迎の様も見ていただけるように、志水文庫所蔵の仏教版画から、来迎図と当麻曼荼羅を数点展示します。この機会に、本学が所蔵する貴重なコレクションの一端と、それに関わるセンターの取り組みを是非ご覧下さるようお願いします。