幼児教育学科のNews詳細
2009年11月10日
学園広報 橘
「中東地域小学校理数科教育改善」研修員が来学。
教員養成に関わる講義を見学されました。
11月10日・火曜日、「中東地域小学校理数科教育改善」研修員の一行が見学訪問で来学されました。
これは独立行政法人国際協力機構 JICAからの委託を受け、中東地域における理数科教育者に対する研修を実施している鳴門教育大学から水島教授に研修員の講義見学の要請があり、神戸女子短期大学ポートアイランドキャンパスを訪問されたものです。
研修員はアフガニスタン・イエメン・イラン・エジプト・シリア・チュニジアの6カ国から12名が参加、通訳と鳴門教育大学大学院の教員での来学となりました。
行吉理事長・波田学長・長瀬副学長は研修員一人ひとりと挨拶を交わし握手をした後、理事長が歓迎の挨拶を行い、訪問団を代表してシリアのアシム・ラマダン氏から答礼の挨拶が行われました。
一行は幼児教育学科 水島 賢太郎教授の案内でキャンパス内の施設を見学、幼児教育学科 羽多 悦子教授の授業や水島教授の授業など短期大学における教員育成プログラムを参観しました。
美術製作では、学生達が作った子どもたちのための教育教材の作品の出来栄えに感心したり、仕掛け絵本などを実際に手にとって談笑するなど、羽多教授の説明を聞きながら、1つ1つの作品を熱心に見ていました。
水島教授の講義では、特に女子学生が一斉に1人1台ずつパソコンを使って講義を受ける様子に興味津々で聞き入っていました。通訳者の話では「中東地域では女性が一斉にパソコンの講義を受ける機会というのは現在でもあまりないため、非常に興味深いようです。」とのことでした。
昼休みを利用して羽多教授が折り紙のレクチャーを企画してくれたため、研修員一行は再び羽多教授の講義室を訪れ、学生達が指導して一緒に折り紙体験を行いました。
折り紙の合間には、学生達が研修員らにそれぞれの国の話を聞いたり記念写真を撮りあう姿が見られるなど、研修員の皆さんも学生との交流を大変楽しまれ、小さな親善交流会となりました。
2ヶ月に渡る日本での研修期間の終盤を迎え、神戸女子短期大学を訪問いただけたことが有意義となり、今後の国際交流に役立つことを願っています。