総合生活学科のNews詳細
2009年5月26日
学園広報 橘
「ブライダル」を通して学ぶ日本の伝統文化と精神文化
総合生活学科では、衣服・食事・住居はもちろん、健やかな暮らしには不可欠な健康、日々の生活を支える安定した仕事など、そのすべてがフィールドであり、学生達が興味を持っていることそのものを「学び」の対象と考え幅広い講義を行っています。
中でも、女性にとって関心度が高いのがブライダルであり、自分自身の結婚式そのものだけでなく、働きたい業界として人気の高い業界として、人材の育成も視野に入れ開講しています。
この講義では、日本のブライダルが「婚礼」ということばで呼ばれてきたように、様々な形式の儀式があり、日本の社会の古くからの慣習や、「家」というものに対する独自の精神文化が集約されている一大行事であることを、基礎知識として学びます。
古くから家族や地域社会を構成する上で大切な意味を持っていた「婚礼」も、時代や社会の流れとともに人々の考えやニーズ、社会組織そのものの変化と共に様々に姿を変えています。
さらに近年では「自分達らしい結婚式」が大切にされ、伝統的な儀礼は簡略化される傾向にありましたが、その反面で伝統的な装束などが見直されてもいます。
将来業界で働くためにも、古式にのっとりしっかりと結納式・結婚式・披露宴など冠婚の基礎知識を身につけておくことは大切です。
「幸せ」を願う多くの人々の思いを繋ぎ考えることのできる人材の育成を目標に、企画、衣装や雰囲気づくりにマッチしたテーブル、カラーコーディネート、フラワーアレンジメントなどブライダルに関する知識、技術の演出法を多面的に学んでいます。