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2009年5月26日
学園広報 橘

ブライダルコーディネートを通して学ぶ−日本古来の伝統と心

「懐剣には自分を護るだけでなく家族を守るという花嫁の心意気が感じられます」 花嫁が胸元にさしている懐剣を収めた袋の飾り「菊」 「ここはこうね」「はい」 組みひも飾り「菊」 向かって右から、宮澤先生と古川先生

午前中に行われたブライダルコーディネート論では、和装の代表として十二単を通して、和式の婚礼衣装の歴史や装束の変遷、衣装の各々の名称などを実際の着付けを見ながら学びました。

衣装に使われる柄や色などは、故事に因んだ「吉兆」を表す様々な由来や意味を持っており、結婚は古くから人々にとっての人生最大の祝い事であったことが分かります。

和装の装飾品にはいろいろありますが、その1つに組みひもを使ったひも飾りがあります。

扇や髪飾りのほか、花嫁が胸元の襟の併せに差している懐剣を包んだ袋装飾や、3歳の子どもが七五三参りで着用する被布の胸元の飾りなどがあります。

今回の演習では、実際に紐かざりを製作しました。

モニターの手本を見ながら学生達も一生懸命に指を動かしますが、非常に細やか手作業が求められ、それぞれに教えあったり講師に個別指導をしてもらうなど、四苦八苦しながらも、見事に「菊」の花を作ることができました。

「難しかったけど、きれいにできたので嬉しい」とそれぞれでき上がった組みひも飾りを見せ合っていました。

今後もブートニアの制作やテーブルセッティング、水引の結び方と実践的な演習が続きます。講座の終了前には、浴衣を使って和装の着付けも学ぶ予定です。

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