食物栄養学科のNews詳細
2017年2月26日
食物栄養学科 西川・本田・下山
「第2回食物アレルギー講習会」を開催
神戸女子短期大学 食物栄養学科では、近年増加している食物アレルギーに対応できる栄養士養成をめざして、2年前から食物アレルギーに特化した科目を開講し、学生教育の立場から食物アレルギーに取り組んでいます。
この講習会は、教育の一環として、また、食物アレルギー児を取り巻く環境がより安心・安全となるように、社会活動の一環として、近隣の保育関係者等にも案内をして開催しています。食物栄養学科主催、アレルギー専門医の研究グループである「一般社団法人兵庫小児アレルギー研究会」の共催で、2人のアレルギー専門医に参加していただき、2017年2月26日・日曜日、神戸女子短期大学ポートアイランドキャンパス「第2回食物アレルギー講習会」を開催しました。日曜日にもかかわらず、保育関係者や学生など約100名の参加者があり、意見交換会の時間もあって、充実した半日となりました。
講演1では、神戸市こども家庭局 子育て支援部 事業課 栄養衛生指導担当の林 和美氏より、教育・保育施設等における食物アレルギー対策として、神戸市での取り組みについてご講演をいただき、講演2では、医療法人社団小島医院院長の小島 崇嗣氏より、食物アレルギーの診療に携わる医師の立場から、食物アレルギー治療の現状等についてご講演をいただきました。
また、意見交換会では、神戸医療生活協同組合いたやどクリニック院長の木村 彰宏氏を座長に、グループ討議と全体討議を行いました。各施設での取り組みや困っていることなどを紹介し、様々な施設や職種の皆様との意見交換を行いました。参加者の皆様からは、他施設での取り組みや異職種の考えが参考になった、自施設での取り組みを発言することで、今の取り組みが適切であるかの確認にもなった、グループで出た疑問をすぐに専門の医師に質問でき、ありがたかった等のご意見を頂きました。また、1年生の学生からは、治療に当たっていらっしゃる専門の医師や、保育現場の方から生の声を聞き、授業で習ったことが、現実として受け止めることができた、という感想がありました。
多くの皆様にご来場いただき、誠にありがとうございました。今後も継続して開催する予定です。