食物栄養学科のNews詳細
2016年6月27日
学園広報
食物栄養学科の短期大学生が地域住民に栄養指導と試食会を実施
2016年6月22日・水曜日、24日・金曜日、27日・月曜日の3日間、食物栄養学科では、ポートアイランド在住の高齢者の皆様に、学生の栄養指導を受講していただき、学生自ら作成した献立で調理した給食を試食し感想をお聞きする授業を行いました。
各日、8名、10名、8名、合計のべ26名の地域の皆様に、ご協力いただきました。
最初の時間は、本田 まり准教授が担当する「栄養教育・指導論実習」の授業で、学生は事前に高齢者の方に対する教育指導の計画を立て、指導用の教材を作成して、栄養指導を行いました。
学生はグループごとに、生活習慣病、歯の健康、免疫力といった課題をテーマにして、予防や健康維持のために、食品の摂り方や生活習慣の注意点、簡単にできる運動の紹介など工夫を凝らした内容を心がけました。
学生の説明後、出席した皆様から、さまざまな質問や感想をいただきました。質問の内容や至らなかった点、お褒めの言葉など、生の声全てが、学生への良い刺激となりました。
続いての時間は、西川 貴子教授が担当する「給食運営管理実習」の授業です。この授業は、保育所給食、学校給食、事業所給食、高齢者施設給食、病院給食などの給食の運営をシミュレーションし、献立作成、調理、提供といった一連の実習をして、問題点や改善点を検討してより良い給食のあり方を考えていきます。
今回は高齢者を対象とした栄養のバランスを考えた献立で、季節に合わせた食材と味付けにし、食べやすいように食材の切り方も工夫し調理しました。
試食会では、最初に代表の学生が献立の内容を説明し、地域の皆様と調理した学生が一緒に給食をいただきました。「薄味ですがとてもおいしい」「見た目もきれい」との声が聞かれ、年齢を超えた情報交換もでき和やかな楽しい試食会になりました。
学生たちは、学生同士で栄養指導や給食の評価をする場合と違い、地域の皆様からの率直な意見や感想は大変参考になり、栄養士として将来活躍することへの大いなる励みとなりました。改善すべきことを検討してより良い栄養教育や給食実習のあり方を今後も考えていきます。
協力していただいた地域の皆様に厚くお礼を申しあげます。
2016年6月22日・水曜日の献立
- ごはん
- 豆腐ハンバーグ
- ひじきの煮物
- なすの味噌汁
- オレンジゼリー
2016年6月24日・金曜日の献立
- ごはん
- 鰆の西京焼
- かぼちゃの煮物
- 小松菜のじゃこ和え
- 豆腐とわかめの味噌汁
2016年6月27日・月曜日の献立
- ごはん
- 鮭の南蛮漬
- 野菜のごま和え
- カルシウムアップ汁
- 果物(すいか)