食物栄養学科のNews詳細
2015年8月21日
学園広報
新開講「アレルギー対応食実習Ⅰ」の集中講義
神戸女子短期大学食物栄養学科では、食を取り巻く多様な問題に対応できる栄養士の養成を目指しています。
2014年度から、食物アレルギーに対応した授業「食物アレルギー論」を開講し、2015年度前期は本田 まり准教授担当の「食物アレルギー対応食実習Ⅰ」を開講しました。この実習は選択科目として、夏休み中の2015年8月17日・月曜日から8月21日・金曜日の間に集中講義として行われ、食物栄養学科の2年生約20名が受講しました。
乳幼児期の食物アレルギーの原因食品として頻度が高い「鶏卵」「牛乳」「小麦粉」を使わず、代替の食材を使う調理実習を行いました。
受講生は、見た目や味も本来の料理と変わらずにおいしく食べられるよう工夫できる調理方法を学びました。調理実習後は毎回、栄養価計算などの演習を行い、栄養面からみた考察も行いました。最終日の調理実習後の演習では、過去のヒヤリ・ハット事例を教訓に挙げ、再々の食品表示の確認の必要性や、安全な食材の保管・取扱い方法、調理手順の工夫などについて確認し、さらに、組織を挙げての情報共有や事故防止対策の必要性について再認識しました。
受講した学生からは「食物アレルギー対応食を作る自信がつきました」「学んだ理論を実践できました」「オムライスもどきは、見た目が本当にオムライスみたいで、作ることが出来て感動しました」といった感想が聞かれました。
食物アレルギー対応食に特化した調理実習として、2015年度後期には下山 亜美助教担当の「食物アレルギー対応食実習Ⅱ」が開講されます。ここでも多くの学生の意欲的な取り組みが期待されています。