食物栄養学科のNews詳細
2015年6月29日
学園広報
栄養教育・指導論実習および給食運営管理実習
ポートアイランド在住の方に学生による栄養指導の受講と試食を依頼
2015年6月24日・水曜日と6月29日・月曜日に食物栄養学科では、ポートアイランド在住の男性の皆様に、学生の栄養指導を受講していただき、高齢者対象の給食を試食していただきました。6月24日9名、6月29日8名の方々にご協力いただきました。
学外実習にもつながり、学生がより多くの学びを得られることを目的として、本田まり准教授が担当する栄養教育・指導論実習と西川貴子教授が担当する給食運営管理実習の授業でこの企画を行いました。
食物栄養学科では、幅広い専門知識をもち即戦力となる栄養士の養成を目指しています。
「栄養教育・指導論実習」では、対象者に合った栄養教育指導を学生自身で立案して、媒体等を作成し、発表会で聞き手役のクラスメイト等から評価を受け、次への改善に活かすという一連の実習を、「給食運営管理実習」では、保育所給食、学校給食、事業所給食、高齢者施設給食、病院給食などの給食の運営をシミュレーションし、各対象者を想定した献立作成、調理、提供といった一連の実習を行っています。そして実習した給食の評価を行い、問題点や改善点を検討してより良い給食のあり方を考えています。
栄養指導や給食実習にご協力いただいた住民の皆様には、それぞれの授業ごとに感想を伺いアンケートにお答えいただきました。
学生は、自分たちの考えた栄養指導を学外の方に行ったのは初めてで、年齢層の高い方に内容を伝える際の注意点が具体的にわかりました。
給食の献立は、高齢者の方を想定し、栄養のバランスを考えた上で、季節に合わせた食材と味付けにし、食材の切り方も工夫して食べやすく調理しました。おいしいと好評で、「家の料理にも減塩を心がけ薄味にします」との声もきかれました。
学生たちは、学生同士で栄養指導や給食の評価をする場合と違い、年齢層の高い方の視点での率直な意見や感想は大変参考になりました。ひとつひとつの課題をクリアして、実践的な栄養士となるために、大いに励みとなる授業となりました。
協力していただいた皆様にお礼を申しあげます。
6月24日のメニュー
- 鯵の南蛮漬け
- 小松菜のお浸し
- じゃがいものみそ汁
- 果物(オレンジ)
- ごはん
6月29日のメニュー
- 蒸し豚と野菜のごまだれ
- なすとサトイモのおろし煮
- 野菜スープ
- ごはん