食物栄養学科のNews詳細
2012年5月23日
学園広報
「子ども料理教室」を実施しました
2012年5月22日・火曜日と5月23日・水曜日の両日、神戸女子短期大学ポートアイランドキャンパスにおいて、杉の子保育園とみのり保育園の園児を招き「子ども料理教室」を実施しました。
この子ども料理教室は、西川 貴子教授と今本 美幸准教授の指導による食物栄養学科2年次生対象の「栄養学実習Ⅱ」という授業の一環で実施しています。食物栄養学科では「健康」と「食」に関する幅広い知識と食教育・食指導の方法を習得するため、カリキュラムの中に子どもと共に行う調理体験学習を取り入れています。子どもに「食」の大切さをどのように伝えるかという食育指導方法について、実施計画から献立作成、試作、リハーサル、実施といった一連の流れを体験して、栄養士としての食育実践方法を学びます。
中村 千里講師が園児たちに分かりやすく、食材の説明・調理器具の取り扱い方・調理方法を説明した後、園児たちは各班に分かれて、学生たちの指導で調理を開始しました。
学生たちが考えたメニューのタイトルは1日目が「海のごちそう!」、2日目が「魚と友達になろう!」。1日目の実習は「白飯」「アジの甘酢あんかけ」「アスパラガスのごま和え」「豆腐とわかめの味噌汁」。2日目の実習は「白飯」「いわしの煮付け」「きゅうりとワカメのごま酢和え」「豆腐とえのきの味噌汁」です。
園児たちは、いわし1尾をさばくことから調理に挑戦です。学生たちは、たどたどしい手つきで頑張る園児一人ひとりに対して丁寧にサポートしました。そして、完成した料理を園児や保育園の先生、学生たちみんな一緒に楽しくいただきました。終始なごやかな雰囲気の中、調理実習は終了しました。
参加した園児にとって、おそらく人生初の「調理」という体験から「食」に対して興味をもつきっかけになってくれることを願います。