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食物栄養学科のNews詳細

2011年6月1日
食物栄養学科 西川

子どもの料理教室を開催

2011年5月31日・火曜日と6月1日・水曜日、食物栄養学科2年生の「栄養学実習Ⅱ」の授業の一環で市立港島幼稚園の園児を対象とした「子どもの料理教室」が行われました。

この実習は、栄養士の立場として「食育」をどのように捉えるかを学ぶために、実際に子どもたちとともに行う調理体験を通して、食育のあり方を習得することを目的とし、栄養士を目指す学生にとって欠かすことの出来ない授業のひとつです。
学生は、子どもたちに「食」の大切さをどのように伝えるかという指導方法、具体的な実施計画や献立作成、献立案の試作・講評、リハーサルといった一連の授業で食育の実践方法を学びます。また、実際に子どもたちと触れ合うことで子どもへの対応の仕方などを身につけることができる授業となっています。

食材の説明(今回は海の食材がテーマ)、調理器具の取り扱い方、調理方法と中村講師が子どもたちの興味を惹きつける巧みな話術に学生は学ぶことが多かったようです。

学生たちは、各班に分かれて子どもたちと一緒に調理を進めながら、一人ひとりの作業を見守りきめ細かくサポートしていきました。子どもたちは、慣れない手つきで、初めての調理に一所懸命取り組んでいました。メニューは「さわらの塩焼き」、「きゅうりとわかめの酢の物」、「豆腐のおすまし」、「昆布ごはん」の4つです。そして、出来上がった自分たちが作った本格的な料理に大満足の様子で、試食をしました。

学生の手作りのランチョンマットには子ども一人ひとりの名前が入っていて、料理を正しく配置できるよう工夫するなど細かな配慮が施されています。

このように、食物栄養学科では「健康」と「食」に関する幅広い知識とともに教育・指導の方法を習得するため、子どもたち対象の調理体験プログラムを授業のカリキュラムに組み込み、「栄養」と「食」のプロフェッショナルを育成しています。


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