食物栄養学科のNews詳細
2010年11月17日
学園広報
子どもの料理教室を開催
2010年11月9日・火曜日と11月17日・水曜日、食物栄養学科2年生の授業「栄養学実習Ⅱ」の一環で近隣の保育園児を対象とした「子どもの料理教室」が行われました。
この実習は、栄養士の立場として「食育」をどのように捉えるかを学ぶために、実際に子どもたちとともに行う調理体験を通して、食育のあり方を習得することを目的とし、栄養士を目指す学生にとって欠かすことの出来ない授業のひとつです。
子どもたちに「食」の大切さをどのように伝えるかという指導方法に始まり、具体的な実施計画や献立作成、献立案の試作・講評、リハーサルといった一連の授業の中で食育実践の方法を学び、実際に子どもたちと触れ合うことで子どもへの対応の仕方などを身につけることができる貴重な体験となっています。
調理を始める前にはオリエンテーションの時間を設け、使用する食材や調理機器について分かりやすく説明すると同時に 子どもたちの興味を惹きつけ、これから実際に行う調理へと誘導していきます。
学生たちは、各班に分かれて子どもたちと一緒に調理を進めながら、作業を見守ります。子どもたちに喜んでもらうため一人ひとりに用意したお手製のランチョンマットには、自分たちが作った料理を正しく配置できるよう工夫するなど細かな配慮が施されています。
このように、食物栄養学科では「健康」と「食」に関する幅広い知識とともに教育・指導の方法を習得するため、子どもたち対象の調理体験プログラムを授業のカリキュラムに組み込み、「栄養」と「食」のプロフェッショナルを育成しています。