食物栄養学科のNews詳細
2010年9月16日
学園広報
ポーアイ4大学による連携事業 『きらめきプロジェクト』 第3弾開催
〜 旬な秋野菜をつかった料理をつくろう 〜
2010年9月15日・水曜日及び9月16日・木曜日の両日、神戸女子短期大学の食物栄養学科で栄養士を目指す学生達が活動しているクラブ「V-net」のメンバーが、港島幼稚園の子ども達を招いて料理教室を開催しました。
この催しは、2009年6月にポーアイ4大学による連携事業「学生研究支援事業−きらめきプロジェクト−」として選定された学生企画の1つであり、今回で3回目の開催となりました。
=参考=
- 第1弾:2009年8月開催
- 黒豆のエダマメごはん、きのこ汁、ころころ団子の煮つけ、オクラときゅうりとトマトのゼリーサラダ
- 第2弾:2010年2月開催
- ジャガイモグラタン、スイートポテト、オリジナルジュース
今回子ども達がチャレンジした秋野菜をつかった料理は、「さつまいもご飯」 「すまし汁」 「野菜炒め」 「月見だんご」の4品。
なかでも野菜炒めは、にんじんやピーマン、たまねぎといった子ども達に苦手とされやすい野菜がたくさん使われましたが、「秋野菜のにんじんを美味しく食べてもらうと同時に、子ども達に野菜をたくさん食べて欲しい」 との想いがこめられた1品。
にんじんを短冊切りにする際は、包丁では誤って指を切る恐れがあるので、ピーラーで薄くスライスしてから切り分けるなど、子ども達の安全を第一に考えた調理方法が実践されました。
この日は、NHK神戸放送局の方が取材に来てくださっていたこともあり、子ども達は見慣れない取材用カメラに興味津々な様子でしたが、調理が始まると真剣な表情で包丁を手に野菜を切り分けたり、月見だんごの生地を丸く形作ったりする作業に熱中していました。
また、調理サポートをする学生達も同様に最初は気恥ずかしそうでしたが、子ども達の作業が始まると緊張のなかにも自然と笑顔がこぼれ、一人ひとりに声かけをしながら子ども達の作業を見守っていました。
調理後は、この日のために用意した学生達お手製のランチョンマットに1品ずつ料理を並べて完成。
「いただきます!」の挨拶を済ませ、「美味しいね」と楽しそうに食べ始めたと思ったらすぐに 「(さつまいもご飯)おかわりしても良い?」と子ども達からのリクエスト。あまりの反響に学生達も驚き、ご飯が足りなくなるのではないかと冷や冷やしながらも、どこか満足そうでした。
帰り際、子ども達からのお礼の言葉とともに 「すごく楽しかった」 「自分で作ったから美味しかった」 「野菜をいっぱい食べられたよ」 との嬉しい感想も聞け、学生達の表情もやり遂げた達成感で溢れていました。
※ 今回の料理教室の模様は、2010年9月16日付の朝日新聞と神戸新聞の朝刊に掲載されました。
ポーアイ4大学連携学生研究事業「きらめきプロジェクト」における「食育」の実践[PDF:552KB]
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