第6回再チャレンジ支援講座について

平成21年12月16日・水曜日に第6回再チャレンジ支援講座の修了式を行い、受講生39名中34名が修了証を受け取りました。

第6回再チャレンジ支援講座修了式 第6期修了式式辞

平成21年12月16日

再チャレンジ支援講座第6期生の皆様の修了式にあたり、学長に代わりまして、一言お祝いを述べさせていただきます。

受講生の皆様におかれましては、ご家族の皆様のお世話等でご多忙の中、とりわけ本年はインフルエンザが流行し、今なおかかっている人も多い中で、本日6期生、34名の方々が単位を取得され、修了される運びとなりました。修了、誠におめでとうございます。

神戸女子大学及び神戸女子短期大学は、文部科学省の「社会人学び直しニーズ対応教育推進プログラム」の認定事業の委託を受けて、この「再チャレンジ支援講座」を実施してまいりました。

大学が築いてきましたキャリア教育をベースにして、男女共同参画センターや生きがいしごとサポートセンター等地域の方々と協力し、「子育てが一段落した主婦の方々」・「定職についていないフリーターと呼ばれる方々」・「経済的な理由で就職スキルを身につけたいと思っていらっしゃる母子家庭の方々」に再チャレンジに必要な知識と技能を提供するこの講座を修了された皆様は、本日、再チャレンジをしようとの思いを実現するスタートラインに立たれていると思います。

おりしも、本年は女性の社会進出を支援する「男女共同参画社会基本法」が制定されて10年という節目の年になります。この法律は、男女が互いにその人権を尊重しつつ責任を分かち合い、性別にかかわりなく、その個性と能力を十分に発揮することができることを目指してできました。この十年間には、例えば子育て支援に関するさまざまな制度、昨年4月にはパートタイム労働法の改正等、働く女性を支援するための制度がいろいろでき、仕事の環境も整備され始めています。

女性の仕事との関わり方は一様ではありません。男子と区別なく働ける方もいらっしゃれば、育児・家事・介護等の仕事を抱えながら働きたいと考える方もいらっしゃいます。それらの方々が仕事を通して社会に関わり、生きがいのある人生に、学術的には自己実現と言いますが、そういった生き方をしてゆかれることが大切であります。さらに、数年前より政府が提唱している生き方ですが、生活と仕事のバランスがとれた生き方、すなわちワークライフバランスのとれた生き方をめざして頑張っていただきたいと願っております。

昨年来、経済環境は大変厳しく、皆様を温かく迎えてくれる環境にあるとはいえませんが、何度も仕事の門をたたき、挑戦していただきたいと思います。

もし、活動の中でわからないことがあったり、再チャレンジに迷いが出たりしたときには、いつでも事務局に相談してください。本講座の運営委員会にも係わっている地域のサポートセンターもお役に立てると思います。

皆様の今後のご健勝をお祈りして修了のお祝いといたします。

第6回再チャレンジ支援講座修了式 第6期生答辞

本日は、私ども6期生のために、このような心温まる修了式を開催していただきありがとうございます。

柿の色づく10月初旬にこの教育センターをおとずれ、パソコン実習をはじめ、自己分析、ビジネスマナー、模擬面接等再チャレンジに必要な講義を受けている間に、早いものでもう師走を迎えました。

パソコンには関心がありましたが、手ごろな費用で、体系立って教えていただけるところはあまりなく、就職活動をしようにも、ブランクが長く、なかなか行動に移すことが出来ませんでした。

しかし、一方では、子育てが一段落し、一女性としてのこれからの行き方を考えると、家庭の中だけにしばられるのではなく、社会とかかわり、社会の中で自分の可能性や能力を広げることが、幸せな活き方であると考えていました。

このような時にこの「再チャレンジ支援講座」と出会い、この講座で、自分を生かす道が開けるのではないかと受講を決意しました。

受講してみますと、女性の講師の方々が先輩として輝いて活動しておられる姿を拝見し、また、私と同じように子育てが一段落して、再チャレンジを目指しておられる女性がとても多いことに気づき、大変勇気付けられました。

私は、小学5年になる一児の母ですが、再チャレンジをするにしても、フルタイムでの勤務は厳しいと考えていました。しかし、ワークライフバランスという「仕事と生活」を両立させる考え方があることを教えていただきましたので、今後は多様な可能性の中から、キャリアデザインをつくり、それに向かって頑張りたいと思います。

私ども6期生は、今後、それぞれが異なった道を選ぶでしょうが、再チャレンジしたいとの同じ思いで集まった同期生ですので、この出会いを大切にし、講座が修了したあとも、互いに励ましあえる友人としてつながってゆきたいと思います。

最後になりましたが、講座を受講するにあたって熱心にご指導頂きました講師の方々、陽となり影となってあたたかい支援をして頂きました事務局の皆様に改めて御礼申し上げますと共に、本講座を運営して頂いた神戸女子大学・神戸女子短期大学のますますのご清栄をお祈りして、答辞とさせて頂きます。

平成21年12月16日
第6期生受講生代表 橋川 泰子

第6回再チャレンジ支援講座の応募状況

イラスト
応募状況概要
応募者数 62人
受講決定数 39人
受講者内訳
主婦 31人
母子家庭 4人
フリーター等 4人
受講者内訳(年代別)
20代 3人
30代 9人
40代 21人
50代 6人

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