第3回再チャレンジ支援講座について

第3回再チャレンジ支援講座は12月15日をもって終了しました。
第3回の修了者38名は、修了式で学長より修了証が授与されました。

第3回再チャレンジ支援講座修了式学長式辞

平成20年12月15日

再チャレンジ支援講座第3期生の皆さん。本日は修了おめでとうございます。

神戸女子大学及び神戸女子短期大学は文部科学省の「社会人学び直しニーズ対応教育推進プログラム」の認定事業としての委託を受けて、この「再チャレンジ支援講座」を実施してまいりました。

大学の持っているキャリア教育をベースにして、地域の方々と協力し、「子育てが一段落した主婦」・「定職についていないフリーターと呼ばれる女性」・「経済的な理由で定職につくために就職スキルを身につけたい母子家庭の方々」に、再チャレンジに必要な知識と技能を提供するこの講座が、38名という多くの修了者を出すことができましたのも、受講者の皆様がそれぞれの講座に真摯に向かい合い、再チャレンジして新しい自分作りに挑戦しようという強い志をもって本講座に臨んでいただいたからではないかと推察しております。

皆様の再チャレンジしようという志を実現するには、本日の修了がスタートでもあります。

「自己分析」「ビジネスマナー」「女性の知っておきたい労務知識」「接遇訓練」「パソコン実技」とここで学ばれた知識と技能を生かして頑張っていただきたいと思っております。

昨今の経済環境は世界的に厳しい時代に入ってまいりました。皆様の再チャレンジの志を温かく迎えてくれる環境であるとはいえませんが、何度も何度も門をたたき、挑戦する気持ちをもっていただきたいと願っております。

もし、活動の中で分からないことができたり、再チャレンジに迷いができましたら、いつでも事務局と相談してください。

皆様の今後のご健勝をお祈りして修了のお祝いといたします。

第3回再チャレンジ支援講座受講生代表答辞

平成20年もあと半月を残す年の瀬となりました。 本日は、私どものために、かくも心温まる修了式を挙行していただきありがとうございました。

この講座には94名の方の応募があった中で、私どもを選んでいただいたと伺っております。

私はあと少しで50歳を迎えます。これまで、結婚、出産、子育て、介護と経験していく事で家庭環境が変わって行き、そのつど働き続ける事が出来ませんでした。現在、一段落したので、女性としてもう一度仕事に携わり新しい自分を作りたいと願っていました。
しかし、それを実現するための必要なスキルがなく、公的職業訓練等の講習を受けようと申し込んでも年齢を理由に断られ、困っていた時に、当講座に出会いました。

就職するために、自己分析をして自分の長所や適性を振り返り、そこで見つけた自分を企業の求人像に照らし履歴書や職務経歴書にあらわし、その自分を面接官にしっかりとPRする模擬面接までの一連の「キャリア教育」、「接遇訓練」、「女性として知っておきたい労務知識」の講義と実技、さらにエクセル・ワード・インターネットの活用法等15回に及ぶパソコンの実技と本当に盛りだくさんでそれぞれ内容のある講座を実施していただき感謝にたえません。

本日ここに38名の同期生が巣立ってまいりますが、ここで学ばせていただいた知識や技能を礎として明日より新しい自分作りに歩み始めたいと思います。

世界的な金融不安、アメリカ自動車産業ビッグスリーの経営危機に影を落としてる経済状況での就職は厳しいと思われます。しかし、再チャレンジしようという初心を忘れず頑張ってゆく所存です。

主婦・母子家庭・定職を持っていなかった女性と私どもはそれぞれ異なった環境を持ち、事務・教職・営業など進む道も異なりますが、ここで「再チャレンジ支援講座第3期生」として共に学んだ経験を共有する仲間として、今後も励ましあい、助けあって行ければと考えております。

最後になりましたが、講義・面接等でお世話になりました諸先生方と手厚い配慮をしていただきました事務局の方々に改めて御礼を申し上げるとともに、神戸女子大学・神戸女子短期大学の更なる発展をお祈りし、第3期生を代表して答辞とさせていただきます。

平成20年12月15日
第3期生受講生代表 松井 昌子

第3回再チャレンジ支援講座の応募状況

イラスト
応募状況概要
応募者数 94人
受講決定数 39人(1名辞退)
受講者内訳
主婦 27人
母子家庭 5人
フリーター等 7人
受講者内訳(年代別)
20代 4人
30代 11人
40代 21人
50代 3人

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