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2009年10月17日
学園広報 濱村

第11回神戸『食と健康』研究会を開催

2009年10月17日・土曜日、神戸女子大学ポートアイランドキャンパスで第11回神戸『食と健康』研究会を開催しました。この研究会は日本糖尿病療養指導士認定更新単位取得の対象として認定された研究会で、神戸女子大学卒業生を含め約150名の参加者が出席されました。

研究会は神戸女子大学副学長・健康福祉学部長の瀬口 春道教授の挨拶で始まり、続いて行われた大和生活習慣病研究所所長の谷口 洋氏による臨床栄養指導のための勉強会「検査値の読み方⑦−糖尿病とCOPDの栄養管理−」では、事例を挙げて解りやすく説明されました。

その後、ランチョンセミナーでは昼食をとりながら北海道庁総務部の加藤 淳氏が「糖尿病予防のための健康食生活−豆をもっと食生活に−」と題して、武庫川女子大学生活環境学部鈴木 一永准教授の座長の下、「豆類は健康を維持する上で重要な食材で、日本の食文化の重要な担い手である。」と話されました。

昼食はマメを主に使って料理された「THE まめマメ弁当」が、食後のデザートには「和風フィナンシェ」を神戸女子大学健康デザート研究会が提案し、試食と評価が行われました。お弁当・デザートのいずれも参加者には好評のようでした。

午後からは、京都薬科大学代謝分析学安井 裕之教授による特別講演「微量金属と糖尿病−特にメタボリックシンドローム」が岡山理科大学理学部谷内 孝次教授の座長の下で行われ、微量元素の鉄分・亜鉛・銅などが人間の健康を維持するために必要であることを等が述べられました。

パネルディスカッションでは、医学・栄養・運動・福祉の専門分野の講師がそれぞれの立場で発表され、その途中にはインターネット回線を利用して、インドネシア・バリ島のウダヤナ大学医学部と繋いで、医学部長スアスティカ教授の挨拶に始まり、同大学講師のウィラ医師とパンデ医師の二人の若手研究者によるインドネシアにおける糖尿病管理のための栄養疫学情報に関する報告の後、座長の神戸学院大学栄養学部藤岡 由夫教授と村上内科院長村上 啓治先生並びに講師の先生方との間で話し合いがなされました。

その後、医学的立場から神戸大学老年内科特命講師安田 尚史氏、栄養学的立場から神戸女子大学卒業生の神戸掖済会病院管理栄養士森下 美香氏、運動療法の立場から畿央大学健康科学部助手松本 大輔氏、福祉の立場から神戸女子大学健康福祉学部津田 理恵子准教授が登壇し、「糖尿病の管理と予防の現場−医学・栄養・運動・福祉の立場から」のテーマで活発な討論が展開されました。

研究会終了後、場所を移して懇親会が開かれ、研究会に出席された講師や受講生の方々を始め神戸女子大学からは関係教職員も出席して交流を深めました。

当日のアルバム
第11回 神戸『食と健康』研究会開催のお知らせ


 

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