2018.9.23 学園広報
2018年9月23日・日曜日に開催された「第1回企業交流リレーマラソン in KOBE 神戸医療産業都市20周年記念事業」にエントリーしている企業を対象に健康福祉学部健康スポーツ栄養学科の坂元ゼミの学生が企業とコラボレーションをして考案した「RANRUN弁当」が発売されました。企業交流リレーマラソンの実行委員長を務めるヤノ運動用品株式会社の矢野 克幸氏からマラソンナンナーのためのお弁当を作れないかという提案があり、「株式会社ドクターミール」様と「神戸食堂はぁとす。」様とのコラボレーションが実現しました。季節の食材を使いスポーツ時に必要な栄養素が効率よく摂取でき、疲労回復を早めるお弁当です。予約・当日販売の合計229個のお弁当を企業交流リレーマラソンに参加されたランナーや関係者の皆様にも召し上がっていただきました。
2018年4月にコラボレーション企画に参加することを決まると、ゼミ生は各自主菜1品、副菜2品を考えることにしました。企業交流リレーマラソンに参加する人を念頭におき、スポーツ選手のコンデションを整えるタンパク質とビタミンB1が豊富な豚肉を主菜に使うことでゼミ生の意見が一致し、糖質をエネルギーに使う際に必要な硫化アリルを含む玉ねぎを組み合わせた「やわらかポークのスタミナ焼き」がメインディッシュになりました。
企業との企画会議では、疲労回復に効果があるビタミンCがたくさん含まれている小松菜、さつまいも、オレンジ、柿を取り入れた副菜にすること、カルシウム、鉄分を含む食材も使うこと、エネルギー源となる糖質をすばやく補給するデザートを入れることなどゼミ生一人ひとりのアイデアが生かされることになりました。地産地消の推進にもつながるように、兵庫県明石市のたこや、柿は兵庫県神戸市産の太秋柿を使うことも決まりました。
企業交流マラソンは参加ランナーの年齢層が幅広く、男女問わず満足していただけることを考え、ボリュームがあり、華やかなイベントにふさわしく見た目も美しいお弁当が誕生しました。また、このお弁当で摂れるスポーツ時に必要な栄養素のイラスト入り解説書も学生が作成しました。
この企画に参加したゼミ生たちは、自分たちが考案したお弁当が実際に販売されたことに達成感や充実感を味わい、企業交流リレーマラソンに参加する方を対象とした健康セミナーで食事調査・栄養相談も行い、一般の方々に、健康に留意して食事をすることや栄養について関心を持っていただくために説明を工夫することも経験し、実践的な活動ができたことに感謝しました。
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