神戸女子大学

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食物と栄養を学ぶ高校生の皆さんが給食経営管理実習を見学

2017.12.15 学園広報

給食経営管理実習の様子
「給食経営管理実習」を見学する兵庫県立社高等学校 生活科学科の生徒の皆さん 給食経営管理実習の様子
当日の献立:「いろどり定食」
左下から時計回りにごはん、3色ナムル、グループフルーツゼリー、お茶、かぼちゃのポタージュ、豚肉のロール揚げ
給食経営管理実習の様子
実習中の学生 給食経営管理実習の様子
給食を前に笑顔の生徒の皆さん

2017年12月15日・金曜日に兵庫県立社高等学校の生活科学科2年生12名と引率の先生が、家政学部 管理栄養士養成課程の高橋 孝子准教授担当「給食経営管理実習」の授業を見学し、学生の調理した給食を一緒に喫食しました。

この授業では、管理栄養士としてのマネジメント能力を身につけるため、4人又は5人が一つのグループになり、各グループが1回ずつ順番に管理栄養士として給食を提供するため、献立作成から調理作業の工程、栄養面、安全面、経済面までを考えて計画実行します。管理栄養士の役割担当ではない時間には、調理員としても他のグループの作った献立を3回分、毎回100人分の給食を調理します。

当日の7班の献立は「いろどり定食」でした。社高校の生徒の皆さんは、給食経営管理実習室で調理員の実習をする学生たちが手際よく調理し、盛り付けていく様子を、メモを取りながら熱心に見学していました。

予定の時間通りに調理が終了し、名前の通り見た目にも美しくおいしそうに出来上がった給食を高校生の皆さんは、じっくりと味わっていました。当日の給食は同世代を対象とした献立で、1日分の野菜の60%が摂れて、豆乳をポタージュに使ってあり「大豆イソフラボン」たっぷりのヘルシーさがPRポイントでした。当日の給食について、学生に続いて高校生の皆さん全員にも感想を述べていただきました。「色取りがよく、とてもおいしかった」、「豚肉のロール揚げは三種類の味が楽しめた」など大変好評で、献立を考えた学生も喜んでいました。

食事の後には、授業全般についての質問時間を設け、食物と栄養を学んでいる生活科学科の生徒らしく「塩分を控えてもおいしいと感じるにはどうしたらよいか」など、自分が勉強している献立作成についてもアドバイスを求めるなど、日頃から真摯に栄養について学んでいる様子が伺えました。高橋准教授は、だしや香辛料を活用するなどと全ての質問に丁寧に質問に答えていました。また、大量調理をするために、調理器具もスチームコンベクションオーブンや洗米機を使うこと、野菜の下処理の仕方も家庭調理とは違うことなども説明しました。

「給食経営管理実習」を受講している学生は3年生で、これから学外の給食施設に実習に行き、本格的な管理栄養士としての仕事を学びます。管理栄養士として必要な知識や技能を身につけるための実践的な大学の授業の一つとしてこの実習を見ていただきました。高校生の皆さんの進路の参考になり、将来の夢を実現するための契機の一つになることを願っています。

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