学生が第67回日本薬学会近畿支部総会・大会でポスター発表を実施②
2017.10.14 健康スポーツ栄養学科 糸井
2017年10月14日・土曜日に兵庫医療大学で開催されました第67回日本薬学会近畿支部総会・大会におきまして、健康福祉学部健康スポーツ栄養学科4年生2名が演題「高果糖食負荷インスリン抵抗性モデルラットに対する運動の効果－耐糖能改善効果と生体内微量元素の変動に及ぼす影響－」についてポスター発表を行いました。この研究には3年生1名も参加しました。
近年、ライフスタイルの変化に伴い、生活習慣病が増加していく中、その予防・治療に運動療法が注目されています。また生体内における微量元素の摂取量のバランスが崩れることにより、疾病を誘発することが知られています。そこで、高果糖食負荷インスリン抵抗性モデルラットを用いて、その病態改善と生体内微量元素の変動に運動が及ぼす影響について検討しました。その結果、トリグリセリド・総コレステロール値においては高果糖食の運動群が非運動群より低値を示し、また、運動群は非運動群に比べ、血糖値が下がる速度が速い傾向がみられました。従って、運動がインスリンの作用を亢進させ、耐糖能の改善につながるのではないかと考えられ、運動による病態改善の効果が示唆されました。
発表には多くの研究者の方々が訪れ、様々な内容についてディスカッションしました。
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