神戸女子大学のNews詳細
2016年2月6日
教育後援会
教育後援会主催 会員学生対象「テーブルマナー講座」を開催
神戸ポートピアホテルにて、教育後援会会員学生を対象に「テーブルマナー講座」を開催しました。2016年1月30日・土曜日には和食、2月6日・土曜日には洋食の講座を実施し、和食講座には35名、洋食講座には49名の参加がありました。華やかな雰囲気のなか、おいしい食事を味わいながらテーブルマナーを学びました。
和食講座
和食マナーの難しいところとして、お箸の使い方や器の扱い方があります。お椀の蓋の開け方、置き方など普段は何気なくしている動作でも、作法があり、意味があることを知りました。
食事をいただくスピードを周りと合わせることや、お料理全体の景色が損なわれないようにいただくこと、白い御飯は香の物などをのせないで汚さずにいただくことなども、日本人らしい心遣いの表れです。
2013年、ユネスコ無形文化遺産に登録された和食のもつ4つの特徴を教わりました。
- 多様で新鮮な食材とその持ち味を尊重する工夫がされていること
- 栄養バランスに優れた健康的な食生活であるということ
- 自然の美しさや季節の移ろいを食事の場において表現するところ
- 年中行事との密接なかかわりがあるということ
参加した学生からは、「マナーを学ぶことができて良かったです」、「楽しく参加できました」、「わかりやすく丁寧な説明があり良かったです」などの感想が寄せられました。
慣れないホテルでの食事で、初めは緊張した様子でしたが、味覚、視覚、そして香りも楽しみ、すっかり満足した様子で会場をあとにする学生たちの姿がありました。
洋食講座
洋食のマナーについて基本をまとめた「テーブルマナーのしおり」をもとに、ホワイトボードを用いての説明をいただきながら、ナプキンの使い方や置き方、ナイフ・フォークの使い方、スープやパンのいただき方などを教わりました。
楽しく、そしておいしく食事をするための食卓でのルールは、「他人に迷惑をかけない、不快感を与えないという心構えがあれば自然に身についていきます」と「テーブルマナーのしおり」に記されています。
音を立てないように気をつけることや、共通の話題を見つけて会話を楽しむことなども、そんな心遣いからできるようになりたいものです。
「普段はカロリーが気になるという方も、フランス料理をいただくせっかくの機会ですから余り気にせず、食事を楽しんでください」というお話や、「日本の三大夜景のひとつである神戸の夜景を楽しみながら食事をするのは最高です」とのお勧めがあり、学生たちに笑みがこぼれました。
アンケート結果では、和食講座と同様に「楽しくマナーを学ぶことができ良かったです」という感想が多数を占めました。
また「中華料理のテーブルマナー講座」を希望する声や「安価な参加費でおいしい食事ができ良かったです」という率直な意見もありました。
2015年度の「テーブルマナー講座」は、和食・洋食を2つの日程で行いましたが、両方を通じての参加者も多く、素敵な大人の女性を目指す学生たちの意欲を十分に感じることができました。
これからも教育後援会では、多方面から学生たちを応援していきたいと考えています。