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2011年6月16日
学園広報

第1年生活科学研究会「フクシマは負けない」郡山女子大学 庄司 一郎教授 講演

講演中の庄司 一郎郡山女子大学教授 応援メッセージにお礼をされる庄司教授

2011年6月16日・木曜日、2011年度第1年生活科学研究会が福島県にある郡山女子大学家政学部食物栄養学科教授 庄司 一郎先生を招いて「フクシマは負けない」という演題で講演をしていただきました。

家政学部の学生、家政学研究科の大学院生、教職員約140名が熱心に庄司先生の講演に聴き入りました。

郡山女子大学は神女大の創設者である故行吉 哉女先生時代から親密な交流があり、阪神淡路大震災の時にはお見舞いをいただきました。

庄司先生には、東日本大震災により甚大な被害をうけ、復興に向けて懸命の努力をされている福島県の現状や先生のご専門である食品加工学で、現在取り組んでおられる弱者にやさしい米粉100%のパンの研究や、屋上菜園の野菜作りとそこで取れた野菜の成分分析についてご講演いただきました。

庄司先生のご講演の中で、「大切な事は物の豊かさではない、心の豊かさを味わいさせる管理栄養士を目指してほしい」と述べられました。避難された方を大学に受け入れ救済に従事された先生ならではのお言葉です。

庄司先生のご講演からは、必ず復興するという福島県民としての強い意志がこめられ集まった学生、教職員に深い感動をよびました。

研究会の最後に神女大家政学部の学生の寄せ書きと災害時に役立つレシピ集をプレゼントし、1日も早い被災地の復興を願う気持ちと被災された方への応援メッセージを庄司先生に託しました。


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