神戸女子大学のNews詳細
2011年1月19日
学園広報
「タイムカプセルの発掘・開封」作業を実施
2011年1月19日・水曜日正午から、須磨キャンパス噴水横の芝生広場で、25年前の昭和60(1985)年10月30日に埋められたタイムカプセルの発掘・開封作業が行われました。
このタイムカプセルは、神戸女子大学創立20年目で行吉学園創立45周年、またユニバーシアード神戸大会が須磨区の神戸総合運動公園陸上競技場で開催された年の学園祭で当時の学友会メンバーにより書かれたメッセージがカプセルに入れられ、埋められたものです。
その後、開封の時期は明記されていませんでしたが、2010年行吉学園が創立70周年を迎えるにあたり、当時から勤務している職員から開封の提案があり、発掘の準備を進め、学友会総会日の1月19日に実施することが決まりました。
今井副学長から作業開始に当たり、当時の状況と発掘作業にいたる経緯についての説明の後、埋めた当時の写真を手がかりにして、学友会の学生達が芝生を掘り進めたところ、約5分ほどで深さ30cmの所からビニールに包まれた埋蔵物が発見されました。
中にはお菓子が入っていたと思われるプラスチックケースと試験管が入っており、その中に赤茶けて水に濡れた和紙状の書状らしきものが出てきました。試験管の中は保存状態もよく、和紙に押された手形とメッセージがはっきりと読み取れました。メッセージは、当時の学生達の大学生活での思いや将来の夢・希望を託す内容で、開封した学生達もはるか昔の大先輩の気持ちに触れて、感動を覚えたようでした。
今後、書状に記された氏名を元に連絡が取れれば、学生との交流会や発掘品の展示会等を企画する予定です。