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2010年11月6日
学園広報

国際学術シンポジウム開催

2010年11月6日・土曜日13時から、神女大ポーアイキャンパスにおいて、学園創立70周年記念事業のひとつとして国際学術シンポジウムが開催されました。はじめに行吉 誠之理事長からシンポジウム開催にあたり挨拶があり、神女短大副学長 浅木森 和夫教授の司会進行で会が始まりました。

このシンポジウムは、「健康に生きるしあわせ、食べるよろこび ― 神戸から世界ヘ健康ネットワーク ― 」をテーマに、特別記念講演では神女大健康福祉学部 瀬口 春道特任教授を座長に、順天堂大学大学院の大津 一義教授が「実践から始める糖尿病など生活習慣病におけるライフスキル」について、興味深いお話をいただきました。

続くパネルディスカッションでは、神女大健康福祉学部長 梶原 苗美教授と大和生活習慣病研究所 谷口 洋所長(神女大客員教授)をコーディネーターとして、インドネシアから招聘した神女大の提携校であるウダヤナ大学医学部長のK.スアスティカ教授にご出席いただき、インターネット回線でインドネシアのウダヤナ大学とも直接結んで、会議が行われました。

最近の糖尿病などの生活習慣病やメタボリックシンドロームの世界の現状と対策について、谷口所長やスアスティカ教授から詳しく説明されました。 続いて茨木市保健医療センターの深尾 篤嗣所長が「行動変容と“健康に生きるしあわせ、食べるよろこび”」についてお話いただきました。

その後、食べるよろこび ― 血糖が気になる人のための美味しいヘルシースイーツの提案 ― を神戸『食と健康』研究会ヘルシーメニュー開発チームの神女大健康福祉学部岡田 祐季助手が行い、株式会社宗家源吉兆庵の協力により試作された和菓子を会場の参加者全員で試食し、その感想や意見がアンケートによりまとめられ、今後の改善に反映される予定です。

パネルディスカッションの後、神女大文学部 安原 順子准教授が、「神戸女子大学国際交流事業の紹介 インターネットを介した語学研修」と題して、神女大と海外の大学との双方向授業の内容について、説明いたしました。

最後に、波田 重煕学長が英語でお礼の挨拶をされ、シンポジウムが無事終了いたしました。

この後、会場を学生食堂に移しての懇親会が行吉学園創立70周年記念事業計画準備委員会委員長 今井 修平神女大副学長の開会の挨拶のあと、汎太平洋フォーラム合田 清理事長(前神戸学院大学栄養学部長)による乾杯で始まり、スアスティカ教授ご夫妻やパネリストの方々、シンポジウム参加者の皆様が和やかに歓談され、交流を深められました。

尚、この国際シンポジウムは、神戸『食と健康』研究会との共催で開催されました。そのため、糖尿病療養指導士認定更新単位として認可されています。午前中には10時30分から第12回神戸『食と健康』研究会が開催され、いつものように臨床や教育分野で働く管理栄養士や看護師等コメディカルの方々を対象とした臨床栄養のための勉強会とランチョンセミナーが行われました。


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