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2010年3月25日
学園広報 M村

家政学研究科山根研究室所属の宮本 ひとみさんが博士号を取得し米国へ

家政学研究科山根研究室に所属する宮本 ひとみさんがこのほど博士号を取得し、4月1日・木曜日にニューヨーク州にあるコーネル大学Depertment of Food ScienceでJohn W. Brady教授の下、1年間の契約でポストドクターとして研究を続けることが決まり、3月29日・月曜日に関西国際空港から米国へ旅立つ予定です。米国では、「セルロースと分解酵素との相互作用をコンピュータ・シミュレーションにより解明し、非食物系原料からのバイオエタノール生産につなげる」という研究を行います。

博士論文のタイトルは
“Structure and Properties of Cellulose Blends Prepared from Aqueous Sodium Hydroxide Solutions,and Structural Formation of Cellulose from Its Solution”
(水酸化ナトリウム水溶液から調製したセルロース複合体の構造と特性、及びセルロースの構造形成機構に関する研究)で、内容は、「再生セルロースの構造形成メカニズムをコンピュータ・シミュレーションにより明らかにし、セルロース系の食品材料を世界に先駆けて提案する」ものです。

今までにも、宮本さんは2008年度には社団法人日本家政学会から公益信託家政学研究助成基金による助成金を受け、また2009年度には笹川科学研究助成の対象として助成金を受ける等、外部からの高い評価を得ています。

今後はコーネル大学College of Aguriculture and Life ScienceのDepartment of Food Scienceで研究員として報酬を受けながら研究を続けることとなり、異国の地で大きな成果を発揮することが期待されます。


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