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2008年7月5日
学園広報 橘

第10回神戸「食と健康」研究会を開催







2008年7月5日・土曜日、神戸女子大学ポートアイランドキャンパスで第10回記念大会が開催されました。今回は、2009年度健康福祉学部に新たに設立される予定の健康スポーツ栄養学科の開設記念ジョイント研究会として開催され、神戸女子大学卒業生を含め約150名の参加がありました。

研究会にはドイツとインドネシアから特別に2名の講師を招き、記念・特別講演でお話をいただきました。研究会は神戸女子大学大学院家政学研究科長の瀬口春道教授の挨拶で始まり、続いて大和生活習慣病研究所所長の谷口 洋先生に「糖尿病・肥満患者の栄養管理」のための、検査値の読み方について事例を挙げて解りやすくご説明いただきました。次に、特別講演でドイツのザーレリハビリテーション病院クニーゼル博士による「ドイツにおける生活習慣病の栄養学的状況」についての話が、傳 秋光神戸大学大学院保健学研究科教授の座長の下、神戸女子大学文学部神戸国際教養学科アン・ケーリ教授の通訳により行われました。

続いて、ランチョンセミナーでは昼食をとりながら株式会社大塚製薬工場のメディカル事業部学術担当 戎 五郎課長に「食品の機能と疾病予防 ― 生活習慣病と機能性食品 ―」について、小嶋良種大阪市立大学客員教授の座長の下、解りやすくご説明いただきました。この後、健康デザートの紹介で“水菓子”を参加者でおいしく試食しました。

午後からは、インドネシア アイルランガ大学医学部アスカンダール教授により「インドネシアにおける生活習慣病」について、谷口所長(前出)の座長の下、アン・ケーリ教授の通訳で行われました。アスカンダール教授は世界的にもメタボリックシンドロームの研究では権威のある著名な先生で、多忙な中をこの日のために駆けつけてくださいました。

パネルディスカッションは、宮田 哲先生(神戸海星病院内科部長)、藤岡由夫先生(神戸学院大学栄養学部教授)、奥野 直先生(神戸女子短期大学食物栄養学科教授)の3人の座長の下で「メタボリックシンドロームと健康・スポーツ栄養」について、各界の関係者が医学面からは武庫川女子大学生活環境学部鈴木一永准教授、スポーツ栄養学面からアヴィススポーツコンディショニング・管理栄養士の坂元美子先生、運動療法学面から兵庫県立リハビリテーションセンターリハビリテーション中央病院の加藤順一副院長・内科部長、行動医学面から兵庫県立大学看護学部金 外淑教授、医療行政学面から京都府健康福祉部成瀬昭二医療専門監が参加され、活発な討論が行われました。

研究会終了後、場所を移して懇親会が開かれ、その場では波田学長から特別講師のクニーゼル博士にお礼の記念品が手渡されました。

研究会の講師の方々や受講された方々を始め神戸女子大学からは理事長以下教職員も出席し、和気藹々とした中で交流を深めることができました。


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