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2006年11月28日
知名教授が沖縄文化協会賞(比嘉春潮賞)を受賞
本学史学科・知名定寛教授が、沖縄学研究者の優れた研究活動に贈られる第28回沖縄文化協会賞(選考委員長・外間守善法政大学名誉教授)を受賞した。沖縄文化協会賞は比嘉春潮賞(歴史・考古・民族・民俗)、仲原善忠賞(文学・音楽・芸能・工芸)、金城朝永賞(言語学)の3部門からなり、知名教授は比嘉春潮賞を授与した。
受賞理由については、「ユタをとりまく人々の宗教意識や遊女の浄土真宗信仰などに関心を向け、沖縄の宗教史研究に取り組んできた」(「琉球新報」10月24日)、「尚巴志王朝時代における仏教展開の実態解明に画期的な考察を行った論文を発表するなど、古琉球から近世、近代沖縄の仏教史に多大な業績を残したことが評価された」(「沖縄タイムス」10月24日)と各新聞に報道された。
授賞式は去る11月23日早稲田大学国際会議場で行われ、記念の研究発表の後、表彰状・記念の盾・賞金(目録)・花束などが贈られた後、別会場において盛大な祝賀会が催された。
【知名教授のコメント】
受賞対象の研究内容は、いずれも長年にわたって史学科の「日本宗教史Ⅰ・Ⅱ。」の授業で講義してきたものばかりです。講義そのものが最新の研究発表の場でした。ただでさえ限定的な地域の、それも琉球時代の仏教史を辛抱強く受講してくれた卒業生や学生の皆さんのお蔭でもあり、本当に感謝しております。受賞を励みとして更なる研究に精進したいと思っております。有難うございました。