臨床心理センター講演会「化粧と心理的健康」開催報告
2024.11.30 心理学科
2024年11月30日・土曜日、ポートアイランドキャンパスにおいて、神戸女子大学臨床心理センター主催講演会を開催いたしました。
関西大学教授の木戸彩恵先生をお招きし、「化粧と心理的健康」というテーマでご講演いただきました。
講演会には、10代から70代まで幅広い年代の方々にご参加いただきました。
講義では、“よそおうこと”が自分や周囲へ、そして感情に対してどのような影響があるのかを、分かりやすくお話いただきました。「化粧」と一言でいっても、メイクアップだけでなくスキンケアやヘアケアまで幅広い内容があること、従来「思春期以降の女性がするもの」と思われていた化粧が男性にも広がりつつあることなど、具体的な例と共にお示しいただき、「化粧」に関するとらえ方を一段も二段も深化させていくことができました。
参加者の方からは、「日常生活の習慣に意味があることを再認識できた」「スキンケアをルーティン化することで無意識に心の健康に繋がる手段となっていることを知れて良かった」などのお声をいただき、とても有意義な時間となりました。
講演後は、水性ネイルのワークショップを開催し、実際にネイルを体験していただきました。講師の水野ユウコ先生や学生スタッフとおしゃべりを楽しみながらネイルを施術し、和やかな雰囲気のまま会を締めくくりました。
学生スタッフからは「ご高齢の参加者の方にネイルをしました。濃い色をご希望だったので最初緊張しましたが、話をするうちに祖母と話しているような懐かしさを感じられ、心がほっこりとする時間を過ごすことができました」「普段ネイルをしないとおっしゃっていた来場者の方が、何度もネイルをした手を見て喜んでくださいました。 このワークショップを通して、たくさんの方のネイルを見て喜ぶ姿や笑顔を見ることができ、とても達成感を感じました」といった感想が寄せられました。
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