2024.11.15 家政学科
2024年11月15日(金)、家政学科梶木ゼミ3回生はフィールドワークで奈良へ行きました。今回の目的は1日かけて奈良市内中心部を訪れ、まちあるきを通して奈良の豊かな歴史と文化についてじっくりと深く学ぶことでした。
ならまち
ならまちは世界遺産である元興寺の旧境内を中心とする地域を指し、主に中世以降発展し近世に成立した町々で、現在では北の「奈良きたまち」、南の「ならまち」、京終駅付近の3つのエリアに別れ、それぞれでまちづくり活動が行われています。私たちは、南の「ならまち」を中心に歩きました。世界遺産にもなっている元興寺には、日本最古の瓦も残されており、新しい瓦との色の違いを見ることができました。また、奈良資料保存館では奈良町の成り立ちや歴史・文化について、パネルや実物を見て学ぶことができました。
春日大社
春日大社は称徳天皇の勅命により、768年に建立されてから20年毎に式年造替を繰り返している歴史ある神社です。年中行事が2200回以上行われているということで、当日も七五三の祈祷が行われていました。
東大寺
大仏(盧舎那仏)で有名な東大寺は、聖武天皇によって752年に建立されました。最も有名な「奈良の大仏」の高さは約15メートルもあり、その壮大さに圧倒されました。1998年12月には「古都奈良の文化財」の一部として世界文化遺産にも登録されました。少し高台にある二月堂は、奈良市内を一望することができ、お水取り(修二会)の様子についても学ぶことができました。
赤膚焼・大塩正史陶房
奈良の伝統的な焼き物である「赤膚焼」の工房「赤膚焼正史陶房」訪れ、赤膚焼作りの体験をしました。土を練り、輪っかを作ってそれを繋げながら茶碗の形を整え、乳白色の釉薬を茶碗に塗り、その上から自分の好きな模様を描きました。綺麗な茶碗の形にするのは難しかったのですが、世界に一つだけのオリジナル茶碗を作ることができました。16世紀後半から続く歴史ある赤膚焼の魅力を感じつつ、素晴らしい思い出を作ることができ、充実した時間となりました。
学生たちの感想