2025.01.06 健康福祉学部
1月6日「障害者とスポーツ」の13回目は当事者のお話を伺おうと、NPO法人日本聴覚障害者ラグビーフットボール連盟理事の落合 孝幸氏を迎えました。
落合氏は子どもの頃から始めたラグビーを続け、高校ではラグビー部を自分たちで立ち上げ、大学時代は社会人ラグビーチームで、就職後は聴者のチームでプレーしていましたが、限界を感じ聴覚障害者のチームを起ち上げ、選手、監督を経て、現在は若いメンバーを支えるべく裏方として、遠征先の外国チームとの交渉、現地での宿泊や日本人会との連携など、仕事の合間を縫って忙しくされています。
講演では、聴こえないことについて詳しい説明があり、音を大きくすれば聴こえるのではなく視覚手段を使って情報保障が必要であること、またコロナ禍の際に、緊急の病院予約が電話しかなかったために発熱した子どもさんの受診を断られ、3件目で漸く診てもらえたことなども聞きました。
海外での遠征時に単調な食事で体重減となったメンバーの経験から、米を持参し、現地の日本人会にお願いして炊飯器を借りてメンバーの体調を維持するなど、栄養面からのサポートについても伺いました。
学生たちからは
といった振り返りがありました。
お忙しい中、来て頂いた落合さん、学生たちは多くの気付きを得ることができました。本当にありがとうございました。