介護におけるICT体験~次世代予測型見守りシステム~
2024.12.06 社会福祉学科
2024年12月6日金曜日、生活支援技術の「睡眠時の介護」において、次世代予測型見守りシステム「ネオスケア」の体験学習をノーリツプレッション株式会社から業者さんに来ていただき実施しました。
ネオスケアは介護ロボットの一つで、ベッド上での人間の動きを察知して、高齢者の危険動作の予兆を高精度で検知できるICTで、ベッドからの起き上がり、端座位、離床、さく越え、ずり落ち、転倒、うずくまり、入室、退室を察知して、スマートフォンやタブレットに音声と画像で通知・記録してくれるシステムで、介護職員さんの負担を減らし利用者さんの転倒事故を防ぐために開発された商品です。
介護実習室では4台のベッドとネオスケアを使用して、ベッドで臥床している状態から起き上がりやずり落ち等様々な動作をする利用者役と、からだの動きを察知してタブレットやスマフォで通知を受け、動作を確認する介護者役で様々なシーンを体験して、ネオスケアの機能を学びました。ノーリツプレッション株式会社からネオスケア1台を無償で貸与していただき、介護実習室に常設いたしました。
学生の感想
- 手や足には反応せず、頭で人間を認知するという仕組みに驚きました。
- センサーマットでは端座位からの確認しかできないものを、ネオスケアでは起き上がりからシルエットで確認でき、転落に備えられるということで利用者さんにとっても介護職員にとっても、より良くなると理解できました。
- 介護老人保健施設での実習先で、ネオスケアを使っており、画面を少し見せてもらい、音が鳴っている状況が何度もありましたが、自分で実際に体験をして、ベッドで寝ている状況から動いているときにどう映るのかを見ることができて、どういった役割の機器なのかを理解できました。
- 自分で体験してみると、起き上がりや、端座位になったとき、すぐに感知して、言葉で教えてくれて、すぐに対応ができ、画面を見なくても言葉で教えてくれることによって利用者の状況を大体が理解できるので、いいなと感じました。
- シルエット画像になっており、プライバシーの保護の観点もしっかり考えられており、説明があったように、服を着ているのか着ていないかもわからないため、職員全員が対応できる点もいいと思いました。
- センサーに反応されないようにベッドから起き上がる方法をグループで協力して、盛り上がって考えることができ、グループで楽しく学ぶことができてよかったです。