2024.10.24 社会福祉学科
毎年恒例となっている「赤ちゃん先生」を今年も基礎演習Ⅱの授業で行ないました。
今年は例年よりも小さな生後2か月、3ヶ月といった赤ちゃんとママが多く来て下さいました。
学生たちは始めは緊張して表情も硬かったのですが、自由にのびのび動き回る赤ちゃんやママたちの語りに魅かれてどんどん柔らかく変化していきました。
幸い雨もなかったので体育ホールの外に出て、荷物を載せた乳母車を押して段差を超えたり、自動ドアではない扉を通って出入りしたり、ひとりが走っておいかけていたら、もうひとりのことを見ていないことに気付いたり、多くのことを実体験させて頂きました。
一方で転んでもさっとひとりで立ち上がり次の楽しいものに突き進むたくましさや、大勢の人の中でも気持ちよさそうに眠る泰然さもその理由を聞きながら学ぶことができました。
初めは目も合わせてくれなかったのにおもちゃを見せてくれたりと、おとなの表情や動きが変わることで子どもたちも変わるということも実感できました。
終わる予定の時間になりましたが、どのグループも盛り上がって「もう少し時間を」と希望が出て、ぎりぎりまでママと学生たちの話し合いは続きました。
自分とは違う経験を積んだママたちのお話を聞きながら、学生たちはまたひとつ想像力を身につけることができた105分でした。
ママのみなさん、そして赤ちゃん先生、本当にありがとうございました。