回想法ボランティア養成講座にゼミ生と!
2024.09.13 社会福祉学科
2024年9月13日金曜日奈良県で開催された回想法ボランティア養成講座に津田教授が登壇し、3回生のゼミ生6名が講座のお手伝いとして参加しました。この養成講座は、回想法ボランティアグループを運営している地域住民グループからの依頼で開催されました。今回は3回シリーズの初回の講座で、回想法の技法と効果について講義をし、個人回想法体験としてふるさとの思い出と、ビスコの思い出について世代を超えて思い出を語り合いました。
参加した学生の感想
- ビスコの話をしたことで、昔働いていたお仕事の話や、家族の話など様々な角度から話を引き出すことが出来ました。思い出をただ話すだけでなく、その話を受容、共感、時には褒めたりなどを行うことによって効果が発揮されるのだと分かりました。
- 参加者の方とビスコのお話しをさせていただいて、ビスコの話から参加者の方のご家族や子供の頃のお話を聞いて話を広げることができ、回想法の実践の仕方を改めて学ぶことができました。
- 記憶を引き出す材料を提供して昔の話をすることでその人自身に様々な良い効果をもたらし、体を動かせなかった人が動かせるようになったり、表情が明るくなったりと人の心に変化をもたらす回想法は専門的なことをあまり必要とせず行えるので素敵だなと思いました。
- 自分がボランティアに参加する際楽しんで出来ることが1番。という言葉の通り、ひとつでも多くこういった技法や知識が備わっているとボランティアになんとなく参加するだけじゃなく、その意義を見出せると感じました。実際に参加者とワークを行なった時、「やっぱりやってみると自分も楽しいし気持ちいいものですね」という言葉が聞けて、回想法の効果について初めて触れることが出来たと感じました。
- 回想法の講義ではお話させていただいた方とビスコの話から幼い頃のおやつ事情に発展することが出来ました。相手の方は幼い頃にチョコレートを食べたことがなかったという話に驚き、ビスコの話から回想法の力で今までの歴史を振り返ることができることを改めて実感しました。
- 大学一年生の頃より回想法については少しずつ勉強してきましたが、実際に回想法を実践した写真を見て効果があるのだと再度確認することが出来ました。
- 回想法を行うことにより日常生活での会話の内容も膨らむので、普段介護をされている方も交わることでより充実した内容になるのだと思いました。