須磨税務署による税務講演会の開催

2024.05.15　キャリアサポートセンター

神戸女子大学では、ビジネスや経済の基礎的な知識を修得すると共に、実社会の動きを体感できるよう、学外から実務家の方をお招きして、講義を行っている。その一環として、４月には、須磨税務署の岡田署長や署員の方から税務に関わるお話を拝聴した。

岡田署長からは、税金の意義・役割や財政の動向などを講義いただいた。”税“の語源をみると、左側の禾（のぎへん）は、穀物の穂先のことで、右側は、よろこぶという意味の「悦（えつ）」からきており、”穀物の収穫を皆でよろこび、皆で分かち合う“ことをあらわしていることから始まり、現在は、国家が権力で集めるのでなく、皆で決めたルール（法律）に基づいて、税金が集められていることを分かりやすく説明いただいた。

また、署員の方からは、皆で決めたルールがきちんと守られるように務めていることや、職場の雰囲気などを説明いただいた。職場の雰囲気として、しっかりとした研修体制が整っていること、約３割が女性で、育児休業の取得などワークライフバランスへの配慮が深いことなどをお話いただいた。

受講後の質疑応答では、学生から、「税金は難しいと思っていたが、理解が深まり、税への見方が変わった」「女性が働きやすい職場と感じた」「海外でも働ける機会があること知り驚いた」などの感想があり、学生からの質問に丁寧にお応えいただいた。税金を通じて、経済社会を知る大変良い機会となった。