2023.09.21 史学科
夏期休業も最終盤の2023年9月20日・水曜日から21日・木曜日にかけて、史学科の研修旅行が4年ぶりに実施されました。
今回は学生20名と教員5名が越前、福井県を1泊2日の旅程で巡検しています。
1日目は、福井県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館を見学して一乗谷の歴史を予習した後、特別史跡一乗谷朝倉氏遺跡を実見しました。2日目は、坂井市に現存する近世城郭である丸岡城を見学した後、曹洞宗大本山の永平寺を訪問しました。
学生からは以下のような感想を得ました。
「朝倉氏遺跡博物館では、中国・宋代の青銅銭が束になって出土しているのを見ることができ、授業で扱われた日宋貿易の証拠を実際に確認できました。」
「現地、一乗谷に行って、どんな場所なのかを五感で体験できたのはとても良かった。原寸再現された館の中を実際に歩き回って、ここにこんなものがあったのか、ここにこんなものがあったのかもしれない、などと話し合うことができて、想像が膨らんだ。」
「姫路城など当時の姿をそのまま残し、私たちに伝えてくれている城郭のなかでも、丸岡城の天守ほど急な階段はなかったので、とても新鮮でした。」
「永平寺は全体的に厳かな雰囲気が魅力的でした。特に230枚の色彩画で荘厳されている傘松閣の絵天井はとても見応えがあり、また、達磨大師の水墨画には目を惹き付けられました。」
史学科では大学の中で学ぶだけでなく、学外で実際の史跡を見ることも重視しています。歴史を体感できる研修旅行の様子に興味のある方は、史学科公式SNSを是非ご覧ください。