2023.07.05 国際教養学科
「現代政治学の基礎」という授業の役割は、今後のグローバル関係論や経済学の基礎などの政治学及び経済学関係の授業を履修するための政治の基礎知識の構築ということにあります。更に、この授業を履修し、現代政治のことは勿論のこと政治に関するニュースを理解することも重要であり、毎回の授業で政治に関する新聞記事を持ってくることを課題としています。
学生の情報収集方法はインターネットが主流となっていることから、新聞を紙面で読む機会が皆無に近い学生に、出来る限り、情報の一覧性が高い紙面で新聞を読む良い点を伝えるために講義をお願いしました。ニュースについては日常生活においての情報の気づきや日々のニュースに関心をもつことが大切であること、そしてそれらを自分事として捉えることの必要性についてもお話していただきました。
フェイクニュースをどのように区別するのかというメディアリテラシーは、正しい情報を収集し、自身で取り込んで活用及び発信できる力と定義されています。昨今ではインターネットの新聞閲覧が多く、結果的に情報の偏食でものの考え方が偏ってしまっている傾向が危惧されるともお話されていました。新聞の紙面を読むことによって、偏食していると出逢えない、関心のなかった情報が目に入ってくるなども利点として挙げていらっしゃいました。勿論、新聞には情報の一覧性及び様々な情報や論理的な思考を高める社説なども掲載されています。
この授業を機会に、新聞を通して、政治、社会、経済について理解を深めるとともに、これから出逢うであろう新しい分野へと繋げるきっかけとしてほしいです。また、メディアリテラシーを身に着けることの重要性を学び続けてほしいです。