2023.06.01 教育学科
教育学科 田中ゼミ4年生は、兵庫区の「兵庫県立兵庫津ミュージアム」を訪ねました。このミュージアムは、2021年11月に開館した「初代県庁館」と2022年11月に開館した「ひょうごはじまり館」の2つの施設からなっています。
「初代県庁館」は、ヒノキや淡路島の屋根瓦を取り入れて復元された建物ですが、元は江戸時代の奉行所の役人である与力や同心の勤番所であったものが、1868年の兵庫県設置の折に県庁として使われることになったそうです。訪問者は特殊なゴーグルを装着すれば、当時の歴史空間を初代兵庫県知事伊藤博文らとともに体感できます。いわゆるMR(複合現実)体験が可能なのです。偶然にもこの施設のガイドは本学史学科梶木ゼミの卒業生で、在学中に学芸員の資格を取得したそうです。現役の学生たちは、先輩が活躍する姿を見て感動していました。
すぐ隣の「ひょうごはじまり館」では、1階の大型シアターで映像を見ながら兵庫の歴史を学ぶことができます。2階ではちょうど「日本遺産 銀の馬車道・鉱石の道-播但貫く近代化産業遺産」という巡回展が開催されていて、生野鉱山などの写真や資料が展示されていました。多様な兵庫県の歴史・文化に対する興味がますます深まった一日でした。