2023.05.31 家政学科・施設課・入試広報課
家政学科の砂本 文彦教授が担当する「室内環境学」にて、須磨キャンパスの「食堂2階改修プロジェクト」がスタートしました。
家政学科では「学生の居場所づくり」をテーマに神女生が求める環境や空間に関する各種調査提案を毎年後期に実施していますが、「室内環境学」の授業ではその成果をもとにして具体的な空間設計を目指す『課題解決型授業(PBL)』に取り組んでいます。学生は課題解決のための計画立案を企業と連携して行います。その対象として2023年度は食堂2階の改修プロジェクトに取り組み、そのプランニングやインテリアの選定、実施に移します。現在の食堂2階は食事をするのみの空間となっていますが、本プロジェクトはここを食事のみならず思い思いに過ごせる場に「バージョンアップ」していくものです。
<2022年度実績>学生ラウンジma vieのリニューアル
講義当日、株式会社ドテヤマビジネスの金元様、株式会社オカムラの藤本様からプレゼンテーションを実施していただきました。学生たちが把握してきた課題や提案からまとめられたコンセプトのもと、綿密に練られた設計案に学生たちは触れ、グループワークを通じてその魅力的な特徴や確認すべき点を整理、企業の方とも意見交換を重ねました。活発な議論を通じて充実したアクティブラーニングを実施することができました。学生にとって実践的なデザインプロセスに触れることは貴重な学びの機会となります。
最後に、神女が導入するリアルタイムアンケートシステム『respon』を活用して各班からの意見を教室全体で共有し、さらに企業の方からも即座にフィードバックをいただいて、講義は終了となりました。
今後も、複数の企業様からもプレゼンテーションをしていただきます。最終案は、神女生全体のキャンパスライフをより充実させることを考えながら学生が選定し、その後も詳細を詰めていきます。夏季休講期間に施工して、後期の始まりにはリニューアルした食堂2階がお披露目される予定です。2022年度の学生ラウンジma vieのリニューアル同様、後期の始まりに学食2階がどのような空間となっているか。そこで思い思いに過ごす学生の皆さん自身の姿を思い浮かべ、楽しみにしていてください。