2023.11.29 社会福祉学科
社会福祉学科の介護福祉士を目指す3回生は、春休み期間の2/6(火)から3月末まで、老人福祉施設にて「介護福祉実習Ⅲ」を行います。最後の長期実習では、対象利用者を一人決め、その方の求める生活の実現に向け、介護計画を立案・実践し介護過程を展開します。
実習に向け、介護計画の立案について学習していますが、テキストだけでは、利用者の状況が見えず、イメージがわきにくいところがあります。そこで、「介護過程Ⅳ」「生活支援技術Ⅳ」の授業に、社会福祉連携推進法人 日の出医療福祉グループの職員をお招きし、実際の介護現場での事例を紹介していただき、計画の作成から実践(ロールプレイ)まで現場のプロの方に助言をもらいながら学習しました。
参加した学生からは、「実際の事例を聞き、短時間で介護計画を立てるのは難しかったが、実際にケアに携わっている介護福祉士から助言してもらえたので、いつもより詳しく計画が立てれたし楽しかった」や「ロールプレイでは細かな言葉かけをすることで、利用者がその気になってくれたので、具体的な計画や支援方法を考えることが大切」などの声が聴けました。
また、指導してくださった現場の職員からも、「介護福祉士を目指す学生がこのようにしっかり勉強してくれているのがうれしい」「こういった取り組みは、実習指導や新人教育にも役立つので参加できて良かった」という意見が聴けました。今回のコラボによって学校教育と介護現場の連携はとても大切だと改めて実感しました。介護現場と介護福祉士養成教育がWIN-WINの関係で、介護福祉の向上に向けた取り組みができればと思います。